「それに甘えるのではなく…」柴崎岳、森保Jの“舵取り役”を志望
ゲキサカ / 2019年3月21日 20時47分
ロシアW杯の中心選手が大勢加わった今合宿の日本代表において、W杯とアジア杯を主力として経験したのはMF柴崎岳(ヘタフェ)のみ。キリンチャレンジカップ・コロンビア戦(日産ス)を翌日に控えた21日、日本代表のこれからを担う26歳が語ったのは『ピッチ内外の舵取り役』としての気概だった。
ロシアW杯で全試合に先発出場した柴崎は、森保ジャパン2度目の合宿となった昨年10月のキリンチャレンジ杯で新体制初選出。その後、アジア杯でもボランチの定位置をキープすると、DF吉田麻也やFW大迫勇也らリーダー格が選外となった今合宿も続けて招集され、W杯とアジア杯で主力を務めた唯一のメンバーとなった。
アジア杯では悔いの残る準優勝。「プラスな部分もあったが、ネガティブな部分もあるし、それはピッチ内外である。これからに生かしていかないといけないし、そういった立場でもある。チームとして引き締めて緊張感を持つことが大事」(柴崎)。決勝戦の試合後、主将の吉田は「引き締め切れなかった」と自責の念に駆られていたが、その思いは同じだ。
「監督は選手に任せているけど、それに甘えるのではなく、選手たち自身で練習の雰囲気もそうだし、日本代表の誇りと責任を持って戦うことが大事」。今合宿ではロシアW杯メンバーや初招集選手が加わり、アジア杯から13人が変更。ポジション争いに必死になる選手たちが多い中で、「バランスを取る」という役割にも取り組む構えだ。
また、そんな中心的役割はピッチ内でも同様。アジア杯決勝のカタール戦(●1-3)ではスカウティングと異なるシステムを相手が採用してきたことで、前線からの守備ブロックが全く機能せず。指揮官の修正もなく、ピッチ内でも対応できないまま、序盤に2失点を喫したことが大きな敗因となった。
「チームとしては修正力を高めないといけないし、それは今までうまく行き過ぎたせいもある。アジア杯で露呈したさまざまな相手への対応力を上げていかないといけないし、その舵取り役として方向性を導かないといけない」。直近2度の大舞台を知る26歳は、森保ジャパンの全てを背負っていく覚悟だ。
(取材・文 竹内達也)
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