「真司くんが入って…」トップ下先発の南野、香川と縦関係で1トップも
ゲキサカ / 2019年3月23日 3時52分
[3.22 キリンチャレンジ杯 日本0-1コロンビア 日産ス]
ピッチに立っていた79分間に複数の攻撃のタスクを与えられた。森保ジャパン最多11試合目の先発出場となった日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は、まずはこれまでと同様にトップ下でのプレー。その後、後半20分にMF香川真司がFW鈴木武蔵と交代でピッチに入ってからは、1トップの位置へ上がった。
自身を含めてチーム全体の「シュートで終わる」という意識が強かった前半の攻撃に関しては手応えを感じることができたという。「(前線の)4人がお互いに距離感を意識しながら、守備も規則的に動くことができた部分もある。攻撃でも4人だけじゃなく、ボランチやDFが奪ったあとにすぐに前を向いてボールを付けてくれて、そこから前を向いて良い形というのがあった」。
攻撃の組み立てがうまくいかなくなった後半は20分から34分まで香川と中央で縦の関係。「僕がトップ下をやるよりも、(香川)真司くんがトップ下に入って中盤と関わることで、ビルドアップがもう少しスムーズにいくところが増える。僕は前で張ってゴールに近い位置でプレーしようと思った」と、役割に合わせてスムーズに動きを変えた。
ただ、チームは無得点。1点を奪ったあとにかっちりと守備を固めたコロンビアについては「僕らよりしたたかさが一枚上だと感じた」と率直な感想も述べた。「今日の試合は負けたことが悔しいし、アジアカップの悔しさもあるので、次は勝利にこだわってプレーしていきたい」と話す南野が考えるのは、味方の特徴に合わせたプレーをすることで点を奪い、勝利につなげることだ。
「(鈴木)武蔵の良さは裏に抜けるところやボールがおさまるところ。だれが入るかで選手の特徴をチームとして生かしていきたい」と、26日のボリビア戦(ノエスタ)を見据えた。
(取材・文 矢内由美子)
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