コロンビア戦で打撲の室屋は軽傷強調「こういう相手とどんどんやりたい」
ゲキサカ / 2019年3月23日 13時4分
コロンビア戦(●0-1)から一夜明けた23日、日本代表DF室屋成(FC東京)は左太腿打撲のため別メニューで調整した。
「(試合の)最初のほう」に相手との接触で左太腿を強打。「ちょっと気になったけど、全然やれる痛みだった」とフル出場したが、一夜明けたこの日、「ちょっと硬くなっていたので、ウォーキングだけで終わらせた」という。もともとコロンビア戦の先発組はランニングなど軽めのメニュー。大事を取っての調整で、あくまで軽傷を強調した。
打撲の影響を感じさせないプレーだった。コロンビア戦はMF堂安律との縦関係で右サイドから果敢に攻撃参加。前半24分にはMF中島翔哉からのサイドチェンジを受けた堂安の背後を全速力で追い越してパスを受け、ゴール前にクロスを入れたが、飛び込んだMF南野拓実にはわずかに合わなかった。
守備でもマッチアップしたFWルイス・ムリエル(フィオレンティーナ)に対し、1対1で粘り強く対応。「なかなかああいう相手と試合をすることはないし、長い足や間合いに試合中からどんどん慣れていかないといけない」。後半はコロンビアに押し込まれる時間が続いたが、体を張ってPKによる最少失点に食い止めた。
今年1月の移籍市場でセビージャからフィオレンティーナにレンタル移籍し、9試合6得点と好調なムリエルとのマッチアップについて「楽しかったし、1対1でやられる部分もあったけど、うまく対応できたところもあった。こういう相手とどんどんやりたいと思った」と手応えも口にする。
1月のアジアカップでは先発1試合、途中出場1試合と出場機会に恵まれたわけではない。右サイドバックはDF酒井宏樹がレギュラーとして君臨するポジション。それでも、この日のコロンビア戦を含め、数少ない与えられたチャンスで確かな存在感を示している。「ああいう相手ともっともっとプレーして、体や感覚が慣れる必要がある。こういう感覚を忘れずにやっていきたい」。世界基準のプレーを続ければ、海外挑戦の夢も近づくはずだ。
(取材・文 西山紘平)
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