途中出場の大前が救った! 大宮、水戸ルーキーのプロ初弾浴びるも1-1ドロー
ゲキサカ / 2019年3月23日 15時56分
[3.23 J2第5節 大宮1-1水戸 NACK]
J2第5節が23日に行われ、大宮アルディージャはホームで水戸ホーリーホックと1-1で引き分けた。後半2分に水戸のFW村田航一にプロ初得点を許したが、同35分に途中出場のFW大前元紀が同点ゴールをマーク。しかし逆転には至らず、今季のホーム初勝利は持ち越しとなった。
水戸は大宮から期限付き移籍中のMF黒川淳史とFW清水慎太郎が契約上の理由で欠場。開幕から全4試合に出場していた2トップを欠き、代わって今季初スタメンのFWジョー、プロ初先発となる明治大出身のルーキー村田を起用した。
開幕4戦無敗(3勝1分)の水戸を本拠地に迎えた大宮は、MFダヴィッド・バブンスキーやFWフアンマ・デルガドを生かした攻撃を展開。前半13分、MF茨田陽生のパスを受けたMF石川俊輝がグラウンダーのシュートを放ち、古巣対戦のGK松井謙弥に弾かれたボールにバブンスキー反応する。しかし、左足のシュートはわずかにゴール左外へ。その後も多くのチャンスを作り出したが、スコアを動かせないままハーフタイムを迎えた。
後半に入り、先手を取ったのは水戸。開始2分、右サイドのFKからキッカーのMF茂木駿佑が右足でクロスを送ると、ファーの村田がヘッドで合わせる。元水戸GK笠原昂史の頭上を抜く形でゴール中央に突き刺さり、プロ初得点を挙げた。
後半13分にはMF平野佑一の落としからPA内中央のジョーが左足を思い切り振り抜くも、シュートはゴール左外にそれる。肝を冷やした大宮は同15分、バブンスキーに代えて大前を投入。同18分には茨田を下げ、トップ昇格から2年目の19歳MF奥抜侃志をピッチへ送り出す。
前への圧力を強め、後半25分に右CKを獲得。キッカーの大前のクロスにMF酒井宣福が合わせるが、至近距離からの強烈なヘディングは枠をとらえられず。同30分にはフアンマとの交代でFWロビン・シモヴィッチを送り込む。
すると後半35分、大前が残したボールを石川が拾い、大前にリターンパス。受けた大前がPA内中央から右足のシュートをゴール左隅に流し込み、同点弾を奪う。大宮はここから押せ押せムードとなったが、勝ち越しゴールは生まれることなく、1-1でタイムアップ。水戸はリードを守り切れず、開幕3連勝から2試合連続のドローとなった。
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