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元日本代表戦士の北澤豪氏が銅メダルを逃したブラサカ日本代表に“愛のムチ” 「期待してもらうには、勝たなきゃ」

ゲキサカ / 2019年3月25日 7時57分

「お客さんもリスペクトのある応援をしていただき、有難いと思います。ただ、前回(21日は)勝っているわけだから、『なぜ負けたんだ』という議論ができるようになってこないと(その競技は)成長しないんだ。それがスポーツの見方ですから。障がい者だから(負けても)許される、ということじゃないんですよ」

 選手たちの具体名もあげて、こうメッセージを送った。

「今大会、(3ゴールをあげた川村)怜の成長はあったのも確か。ただ、あそこで点をとらなければいけない。アキ(田中章仁)の感覚の鋭さ、ディフェンスはすごかった。でも、もう1歩いかないといけない。もう1歩いかないととれないんだよ。それが勝負。ロベルト(佐々木ロベルト泉)もそうだけど、幸い、今回の日本代表の選手たちはその勝負の世界(の厳しさ)を嫌がっていない。(コメントが厳しくなるのは)期待が大きいですから」

 日本ブラインドサッカー協会の内部では「最低でも決勝進出」という目標を掲げてこの大会にのぞんでいた。今回の日本代表はそのノルマは達成できなかったことになる。他国は総じて、年内に行われる東京五輪予選に備えて、選手の経験値を増やすためにいろんな選手を起用しながら成長を促したが、対照的に勝敗にこだわった日本代表は、全く起用されない選手が2人いた。協会はメダル獲得のためにこの大会の戦いぶりをどう総括し、選手層の薄さを改善するプランをどう出すのか。選手各自がそれぞれ仕事を持っている環境でそれをひねり出すのは容易ではない。ただその厳しさを乗り越えれば、今回わずかな差で手にできなかったメダルが見えてくる。

▼ワールドグランプリ 日本代表メンバー
▼ワールドグランプリ日程 / ルール

(取材・文 林健太郎)
●障がい者サッカー特集ページ

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