191センチの長身なのに…DF立田悠悟「本当に自分の得点ってイレギュラー」
ゲキサカ / 2019年3月25日 22時10分
最終ラインの中央から声が飛ぶ。時には手を叩きながら仲間を鼓舞し、時には指を指しながら味方に指示を送る。それは、U-22日本代表DF立田悠悟(清水)にとって、一つの「仕事」だという。
40度近い酷暑の中での試合。「動きが鈍かったり、考えていることが停止してしまう状況が多少あった」ようだが、そこで立田は声を出し続けた。「そこは自分たちが声を出して、もっとやらせるのが仕事。声を出しているときは調子が良いと思っているので、個人的には一試合を通して出し続けられたのは良いところだと思うし、自分だけでなく後ろの選手がやり続けられたのが良かった」と振り返った。
守備陣を統率するだけでなく、後半15分にはゴールも記録。MF伊藤達哉(ハンブルガーSV)が蹴り出したCKに反応して相手よりも前に体を入れると、右足アウトで合わせてゴールを陥れる。このゴールは立田にとって同代表初ゴールとなったが、191センチの長身を生かしたヘディングではなかったことで「本当に自分の得点っていつもイレギュラー。皆、頭で決めるものだと思っている」と苦笑する。その言葉どおり、昨季J1第2節神戸戦でのJ1初ゴールは、右サイドを突破すると転倒しかけながらもPA内に持ち込み、角度のない位置からGKのニアを抜く右足のシュートだった。
「今回も足でしたが結果オーライと言えば結果オーライ。狙えるチャンスは絶対に取っていかないといけないと思う」
自身にも得点が生まれ、守っては東ティモールを完封。チームは6-0の快勝で2連勝を飾ったが、「決して満足いく内容ではなかったと思っている。奪われ方が悪いところもあったし、失点してもおかしくない場面もあった。相手のレベルが上がれば確実に突いてくるチームが多いと思うので、そこは修正する必要がある」と厳しい表情も見せた。しかし、今予選はあと一試合残されている。翌日のミャンマー戦までに修正を施して内容、結果ともに満足のいく試合を披露し、首位通過を決めたいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)▼AFC U-23選手権2020予選特集ページ
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