早くも「7」背負うスーパールーキーMF松木玖生、「青森山田にはコイツがいる」という一番の選手に
ゲキサカ / 2019年3月26日 21時32分
選手権日本一の青森山田高(青森)に“スーパールーキー”が加わった。18年U-15日本代表のMF松木玖生(新1年)は、サニックス杯国際ユース大会(3月、福岡)初戦から青森山田の2シャドーの一角として先発出場。早くもチームのプレースキッカーを務めていたレフティーは、サガン鳥栖U-18戦で豪快な左足ミドルを突き刺し、清水エスパルスユースとの準決勝では抜け出しから左足で先制点を決めた。
昨年、青森山田中の10番を背負った松木は、入学前から青森山田の7番を背負う。「7」は名門の次期10番と目される選手が背負う番号で、現10番のMF武田英寿主将(新3年)も、今年札幌入りしたMF檀崎竜孔、OBのMF郷家友太(現神戸)やMF高橋壱晟(現山形)も下級生時に背負ってきた。
本人は「スタメンで出ている以上は、自分も番号とか関係なくやっている」と前置きした上で、「7番は伝統のある番号なので、それに恥じないようなプレーをしたいと思っています」と期待を意気に感じながら“高校生活”をスタートさせている。
中学時代から、青森山田U-16や国体青森県選抜で先輩たち以上の存在感を放っていた。左足キックと2列目からの飛び出し、そして球際で全く怯まないMFはボール奪取力の高さも特長だ。加えて、味方を動かす声も武器とする松木は、味方に緩いプレーや切り替えの遅さがあれば2学年上の先輩でも容赦なく叱咤。自分にもプレッシャーをかけながら、勝利への欲求を表現するハートの強さがある。
1年生から青森山田のレギュラーとして結果を残せば、注目度がより高まるのは間違いない。先輩たちが全国の同学年選手の先頭に立って戦ってきたように、彼にも同学年の選手には絶対に負けたくないという思いがある。「同年代の人たちには絶対に負けたくないという気持ちがあるので、常に一番を目指しながら、代表に呼ばれなくても『青森山田にはコイツがいる』という感じにしていきたいと思っています」と力を込めた。
この1年の目標について「キャプテンの武田選手のサポートをしながらも、自分の特長である左足のキックだったりで、どんどん打って、点を決めてアピールしていきたい」とコメント。「代表の人にいち早く見てもらいたいです」と言い切るルーキーは、今年の活躍を年代別日本代表入り、今秋のU-17ワールドカップ出場に繋げるつもりでいる。
中学時代に比べてプレースピードが早くなっていることは確か。一方で本人も口にしていたように、周囲を活用する動きや、より良い選択肢を選ぶために判断力を高めていく必要がある。黒田剛監督はサニックス杯初戦後に「良くなってきているけれど、まだフィットしていない」と語り、右足の質の向上も求めていた。注目ルーキーはそれらの課題を改善しながら、結果を残して目標への階段を上っていく。
「海外のサッカーが自分好きなので、(日本にいても)海外の人に目をつけられるようなプレーをしていきたい。そのためにはもっと努力が必要」と松木。まだ高校生活では何も手にしていない。これから人一倍努力を続け、壁を乗り越えて、高校サッカーを代表する存在になる。
(取材・文 吉田太郎)
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