[船橋招待U-18大会]國學院久我山が帝京長岡との技巧派対決を制す
ゲキサカ / 2019年3月30日 7時44分
[3.29 船橋招待U-18大会 國學院久我山高 3-1 帝京長岡高 タカスポ]
第24回船橋招待U-18サッカー大会(千葉)が29日に開幕した。18年度インターハイ16強の國學院久我山高(東京)と同選手権8強の帝京長岡高(新潟)との技巧派対決は、國學院久我山が3-1で勝利している。
ともにボールを大事にすること、技術、判断力を追求する両校の戦いは立ち上がりにプッシュした國學院久我山が精度の高さも見せて勝利した。試合開始直後、FW山下貴之(新3年)のミドルシュートで先制した國學院久我山は、直後にも左SB山本献(新3年)がPKを決めて2点を先取する。
MF福井和寿(新3年)がセカンドボールをよく拾い、清水恭孝監督が「プレーをギリギリで変えられる。たくましくなった」と評する注目MF大窟陽平(新2年)とエース番号「14」のMF田中琢人(新2年)の2シャドーのボールタッチが特に光る國學院久我山は、積極的にボールを動かすことへのチャレンジを続ける。
一方の帝京長岡はこの日2試合目ということもあって、U-17日本代表MF田中克幸(新3年)が不在。その中で京都内定のMF谷内田哲平主将(新3年)やFW晴山岬(新3年)、U-17日本代表候補MF矢尾板岳斗(新3年)を中心に、いずれも活動量の多い右の吉田晴稀(新3年)と左の本田翔英(新3年)の両WBの攻め上がりも活かしながら反撃する。
21分にはCKから「(エースの)晴山に学びながらやっている」(谷口哲朗総監督)という成長株のFW葛岡孝大(新2年)が追撃ゴール。だが、決定力を欠いた部分もあった帝京長岡に対し、國學院久我山は後半にも連動した崩しから最後はFW戸坂隼人(新3年)が決めて3-1とする。帝京長岡は本田の迫力のある飛び出しなどでゴールに迫ったが、GK鈴木哉眞斗(新2年)中心に守った國學院久我山が勝利した。
帝京長岡の谷口総監督は相手のプレッシャーを剥がすことに消極的になっていたことを指摘。一方、東京都1部リーグに所属する國學院久我山の清水監督はプリンスリーグ北信越勢の帝京長岡や、30日に対戦する東福岡高(プレミアリーグWEST所属)といったステージが上のチーム相手に「自分たちの技術、判断力を比べられると思っていた」。強豪との対戦の中で自分たちが求めるレベルを引き上げ、個人、チームの飛躍に繋げる。
(取材・文 吉田太郎)
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