[船橋招待U-18大会]昨年無冠の悔しさバネに成長する京都橘、東京Vユースを3発撃破
ゲキサカ / 2019年3月30日 9時13分
[3.29船橋招待U-18大会 東京Vユース 1-3 京都橘高 タカスポ]
第24回船橋招待U-18サッカー大会が29日に開幕した。東京ヴェルディユース(東京)対京都橘高(京都)戦は京都橘が3-1で勝利している。
京都橘は昨年、選手権への連続出場が6でストップ。京都3冠を東山高に明け渡し、悔しい1年を送った。その悔しさをエネルギーに新3年生が、米澤一成監督も認める成長。東京V戦は激化しているポジション争いでの好アピールも見られた。
前半、東京Vのパスワークの精度の前になかなか思い切って前に出ることができなかった京都橘だったが前半終了間際、MF久保成世(新3年)が相手のビルドアップのミスを突いてボールを奪い取り、先制点を挙げる。
後半開始直後に、東京VMF家坂葉光(新2年)のゴールで一度は同点に追いつかれたものの、勇気を持って前に出た京都橘は2点を奪い取る。まずはFW梅津倖風(新3年)の落としから、最後は「ヴェルディの方がだぶパス回しとか上手くて支配率とか向こうの方が上だったと思うんですけれども、決めるべきところで決めてチームの勝利に貢献できて嬉しかったです」という久保がGKとの1対1を制して右足で2点目のゴールを奪った。
さらに試合終了間際にはFW梅村脩斗(新3年)が自ら持ち込んでからダメ押しの3点目。今年の京都橘は、米澤監督が「アイツがいないと始まらない」と絶対的な信頼を置く大黒柱のMF佐藤陽太主将(新3年)や注目レフティーMF高木大輝(新3年)、U-17日本代表候補のFW西野太陽(新2年)といった有力選手がいる。加えて、米澤監督が「凄く良くなってきている」と評価する梅村や梅津の台頭。久保が「ボクの強みはドリブル。もっとレベルを上げたい」とさらなる成長を誓うなどチームは活性化している。
選手たちは口々に昨年の雪辱への思いを口にしていた。梅津は「去年、京都の3冠は東山に獲られたので、今年はまた京都橘が京都の1位であることを見せつけたい」。プリンスリーグ関西優勝とプレミアリーグ復帰も大きな目標。昨年の悔しさをバネに今年、必ず結果を残す。
(取材・文 吉田太郎)
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