[船橋招待U-18大会]帝京長岡は強豪相手に全試合で得点。谷内田「技術の部分は絶対に負けてはいけない」
ゲキサカ / 2019年4月3日 1時45分
全国高校選手権8強の帝京長岡高(新潟)は第24回船橋招待U-18大会(3月29日~31日)を3勝1分2敗の4位で終了。沖縄遠征直後ということで疲労があり、けが人もいてベストの状態ではなかったが、相手を外しながらボールを前進させて全試合でゴールを奪った。
エースFW晴山岬(新3年)が4ゴールの活躍を見せたほか、京都内定MF谷内田哲平主将(新3年)がゴールやスルーパスで勝利に貢献。相手の鋭いプレッシャーの中でも毎試合チャンスを作り続けていたが、谷内田は東福岡高や國學院久我山高に勝ちきれなかった要因を「技術の部分で差が出たと思います。技術の部分は絶対に負けてはいけないところだと思っています」と分析、反省していた。
収穫もある。新2年生FW葛岡孝大が貴重なゴールを決めるなどアピール。また普段の4バックに加えて、中盤を厚くした3バックのシステムも両WBの運動量と攻撃力などが活きていた印象だ。谷内田は「相手のシステムとか戦い方によって変えられるチームにしていかないと日本一はないと思う」。谷内田やMF田中克幸(新3年)を中心に繋ぐだけでなく、晴山の動き出しやMF矢尾板岳斗(新3年)のドリブルな多彩な武器を活かして得点するチームになる。
当初は3月から京都に合流する予定だった谷内田は4月中頃に一週間ほど練習参加することになったという。同学年の桐光学園高FW西川潤が特別指定されたC大阪でルヴァン杯デビュー。谷内田は「同年代の多くの人がJリーグで出ていて、自分の中でも焦りとかそういうのが少しある。この年代からJリーグに出ないと世界のトップには行けないのかなと思っています」と危機感を感じている。
それだけに、一週間の練習参加で自分の特長である技術、スルーパスでアピールしてくるつもりだ。今年中にJ2で出番を得られるように可能な限りチャレンジ。そして、谷内田は「高校生の練習の一週間とプロの練習の一週間は全然違うと思うので、成長して帰ってこれるように頑張ってきたい」。アピールするだけでなく、日本一を狙うチームに少しでもプラスアルファをもたらせるように、成長して帝京長岡に戻ってくる。
(取材・文 吉田太郎)
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