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[船橋招待U-18大会]“美しく勝つ”國學院久我山の新たな“心臓”MF福井

ゲキサカ / 2019年4月3日 14時16分

國學院久我山高MF福井寿俊がサイドへ展開する

 “美しく勝つ” 國學院久我山高(東京)の新たな“心臓”となる。第24回船橋招待U-18大会(3月29日~31日)で國學院久我山は3勝1分2敗の成績。東福岡高と前橋育英高に競り負けたものの、東京都1部リーグ所属のチームがプレミアリーグ勢やプリンスリーグ勢相手に大会最多の14得点を叩き出して見せた。

 懸念されたSBのポジションに山本献(新3年)や河原大輔(新3年b)が収まるなどチーム作りがスムーズに進んだ印象の國學院久我山は、ゴールへ向かいながら判断よくボールを繋ぐ攻撃を展開。ともにボールを止める技術の高いMF大窟陽平(新2年)とMF田中琢人(新2年)の2シャドーと彼らを支える1ボランチMF福井寿俊(新3年)が生命線となって、多彩な攻撃を生み出している。

 前評判の高い帝京長岡高戦では福井が奮闘。清水恭孝監督も「よくセカンドボールを拾っていた」と評価していたが、昨年のシャドーから1年時に務めていたボランチに戻った福井の守備力が光る試合となった。

 福井は「守備は苦手ではないと思っているので、結構ボール奪取とかこだわってやっている。(攻撃については)ボールを持つタイプではないので、シンプルに1タッチ、2タッチではたいたりして、どんどんボールにかかわっていく回数を増やしたり、最近は守備を意識している」とコメント。昨年、1ボランチを務めたMF高橋黎(現国士舘大)は攻撃性能高く、スルーパスを得意とする選手だったが、福井は高橋以上の守備を意識しながら、攻撃面でも高橋に近づくくらいの技術を身に着けてチームにテンポを生み出すことを考えている。

 ボールの握り合いとなった帝京長岡戦は守備面で後手になった部分もあったと感じている。だが、攻撃では「自分たちは握ることに怖がってやっていない。むしろそこを出していかないとこれから先やっていけないと思う」と自分たちらしくチャレンジ。それが勝利に繋がった。チームの“心臓”となる福井は久我山のボランチとして必要なハードワークを続け、その攻守がよりスムーズに行くようにする。
 
 國學院久我山は全国で魅力的なサッカーを展開すること、そして日本一になることが目標。普段戦う東京都1部リーグよりも高いレベルの相手との試合を福井は「刺激になります」と振り返っていた。パススピード速く、際の攻防で強い東福岡などの強さを体感できたことは収穫。福井は「東京は獲って全国で優勝するくらいのチームになっていきたい」という目標へ向けて、貪欲に自分を磨く。

(取材・文 吉田太郎)

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