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柏が長崎を圧倒するも、「後半は点を取れなかった」と顧みるDF小池龍太

ゲキサカ / 2019年4月4日 1時24分

DF小池龍太は柏で代えの効かない選手のひとりだ

[4.3 J2第7節 柏3-0長崎 三協F柏]

 モヤモヤを払拭する大勝劇だった。2連敗中の柏レイソルは、ホームでV・ファーレン長崎に3-0と完勝。前節までの6試合で5得点、2試合連続無得点中とふるわなかった得点力がついに爆発した形だ。シュートの数でも29本と圧倒、今季最多3ゴールを挙げられた要因をDF小池龍太は明かす。

「前の選手に多くのスペースを与えて動きやすくすること。動き出すための時間をつくること。そのあたりをボランチ、センターバックですごく意識していました。それによって前の選手が効果的に動くことが多くなって、コンビネーションなどで相手を上回ることができた。全体がゴールを取るために動いていた」

 対峙した長崎のセンターバック角田誠は、「(柏に与えた)スペースがあまりにも多かった」と完敗に肩を落とす。「前の外国人だけでなく連動していた」と個の力ではなく、組織的な攻撃にやられたことを強調していた。

 湿りがちだった攻撃面だけでなく、守備面から見ても3試合ぶりの無失点でチームに明るい材料となる試合だった。「全員が高いインテンシティで、目の前の選手に負けないという気迫を持って戦えていた。相手の守備を殺しにいけたし、それが僕らのカウンターにつながることで、相手もその恐怖と戦っていたと思う。強い気持ちがで戦うことで、プラスアルファの効果があった」と小池は分析した。

「徐々に完成してきている」と長崎戦に手応えを感じる一方で、小池は「後半は点を取れなかった」と課題も指摘する。「後半は相手が元気になってしまったところもあるので、そこでもう1回相手を潰せるように、一人ひとりが成長していくべきだと思う」。

 この日の勝利で柏は3位に浮上した。「早く首位に立って、結果を求めていきたい」と小池。次戦は中3日、J2初参戦ながら4位に食い込んでいるFC琉球と敵地で対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
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