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[MOM2827]仙台ユースMF工藤真人(新3年)_復帰直後で早くも存在感、昨年経験したトップの公式戦で活躍する選手へ

ゲキサカ / 2019年4月4日 13時43分

負傷明けながら、存在感のある動きを見せたベガルタ仙台ユースMF工藤真人

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30 船橋招待U-18大会 矢板中央高 0-1 仙台ユース グラスポ]

 復帰直後とは思えないようなパフォーマンスだった。ベガルタ仙台ユースは、第24回船橋招待U-18大会で昨年のプリンスリーグ関東優勝チームの矢板中央高と対戦。前半5分にDF間でボールを受けたMF工藤真人(新3年)が、「ゴールが空いていたので撃ち抜こう」とターンしてから決めたゴールによって1-0で勝利した。

 工藤は右足内転筋の怪我から復帰したばかり。1試合だけ調整を入れてから臨んだ船橋招待大会だったが、近い位置、遠くの位置にいるフリーの選手やスペースを見つけ出し、そこへ左足で正確な配球をしていた。相手のプレッシャーにも余裕を持って対応し、シャドーの位置から抜け出す動きやスペースを作り出す動き、そして厳しい守備でのインターセプトも。もっとボールに絡みたかったかもしれないが、それでも昨年、高校2年生ながらトップチームのルヴァンカップに出場している才能は一段階上のプレーを見せていた。

 当初は怪我明けで出場時間を限定するプランだったというが、状態は上々。怪我していた期間、チームメートたちが体力強化している姿に不安も感じていたMFは、これからよりコンディションを上げていく。

 ルヴァンカップの経験は「プロの速さは全然違うし、45分しか出ていないんですけれどもプラスになったことが本当にいっぱいあった」という。ピッチでは落ち着きを欠いてしまい、抜け出しているのにバックパスをしてしまったり、焦ってプレーしてしまったことを反省している。

 だからこそ現在、ユースチームでは「そこ(トップの公式戦)で次、どう自分ができるのか、そこを考えてユースでも練習して、トップに上がってもそこでできるようにしていきたいです」と高い意識を持って取り組んでいる。周囲にどう動いてほしいのか、自分から発信していくことの必要性も痛感して意識。技術、判断力、そして発信する力も持ってトップチームに昇格する。

 工藤は青森県出身。中学卒業時にウィンズフットボールクラブから仙台ユースに加入した。1年時からトップチームの練習の雰囲気を体感し、2年生で公式戦デビュー。仙台のトップチームで活躍したいという思いは「2年生で出てより一層強くなった」。今や、仙台ユースとって「存在感がある。チームにとって必要」(壱岐友輔監督)という存在。仙台トップチームの10番MF梁勇基や同じ左利きのMF永戸勝也、そして同郷のMF柴崎岳を憧れの選手に挙げる工藤が、トップチームの公式戦で活躍するための力を身に着けてチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)

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