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イタリア武者修行の鎌塚が帰国。6日始動のデフフットサル日本代表合宿に初参加

ゲキサカ / 2019年4月5日 23時26分

4月に帰国後、インタビューに応じた鎌塚剛史

 難聴のハンデを抱えながらイタリアのフットサルリーグで2年間で単身で挑戦していた鎌塚剛史が3月末をもってチームを離れて帰国し、明日6日から兵庫県内で行われるデフフットサル日本代表合宿に参加することがわかった。今回の合宿は、2月にタイで行われたアジア予選を勝ち抜いて11月にスイスで行われるワールドカップ(W杯)出場を決めた後、はじめておこなわれる代表合宿。初選出の鎌塚にとっては、アピールが必要な場となる。鎌塚が抱負を語る。

「(代表選出は)イタリアで練習後に知ったのですが、載っていた名前を見たときに改めて『頑張らないといけないな』と感じました。2月のアジア予選はYouTubeで準決勝のタイ戦、決勝のイラン戦を見て、日本代表に素晴らしい選手が多いと思っています。自分は個の力で打開する力はあると思うので1対1の強さ、球際の厳しさをアピールしたい」

 イタリアでは1年目にセリエCのオルヴィエートFC、2年目にフットサル・カペッツォに在籍し、体重は出発前より7㎏増えて74㎏。上半身の厚みが増し、シャツのサイズが合わなくなった。体とともにハートもたくましくなった。鎌塚が続ける。

「帰国前、チームで練習場近くのピザ屋でお別れ会をやってくれて、『今シーズン、よくやってくれた』と言ってもらえたんですが、個人的には全然満足できないシーズンでした。僕は助っ人の外国人として行っていましたが、今季、25試合に出て12得点。でもチームで一番とっている選手はその倍ぐらいゴールしているんです。最後の1対1のところで、決めきるべきところで決めきれなかった。イタリアはシュートに対する意識が違う。『なんでお前、シュート打たないんだ?』とよく言われたんです」

 チャンスがあったらとにかく打つ。今回の代表合宿はそのどん欲さと決定力をアピールするには、格好の場となりそうだ。6日は練習のみだが、7日はフットサルショップ・パスドゥーロを経営する日本代表・川元剛監督主催の大会に、日本代表がチームとして参加。健常者で構成された28チームが集まり、予選リーグ、決勝トーナメントを実施。11月のW杯で外国人と対戦する日本代表は、予選リーグで日系ブラジル人で構成されたチームとも同じ組に入った。過去、この大会で日本代表は1勝もしたことがなく、予選リーグ突破を目標としている。

「ゴールに直線的に向かっていく選手が今の日本代表にはいないので、その部分に期待している」という川元監督の期待に応えて代表残留をアピールする意味でも、鎌塚にはゴールが求められる。

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