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“先輩”大久保を削った! 湘南MF鈴木冬一「少なからず意識していた」

ゲキサカ / 2019年4月6日 20時48分

強気さを見せた湘南MF鈴木冬一

[4.6 J1第6節 湘南0-2磐田 BMWス]

 湘南ベルマーレMF鈴木冬一は前半19分、プロ入り後初となるイエローカードを提示された。激しくファウルを仕掛けた相手はジュビロ磐田FW大久保嘉人。名将・小嶺忠敏監督の下で育てられ、「超えていきたい気持ちがある」という同門の“大先輩”だった。

 C大阪アカデミー出身の鈴木は、高校3年次の1年間を遠く九州の長崎総合科学大附高で過ごした。異例の決断を後押ししたのは、高校年代屈指の名将である『小嶺先生』の存在。だからこそ、かつて国見高で育った相手チームのエースストライカーにも並ならぬ思いを抱えていた。

「僕が長崎にいた時に練習に来てくださったり、V・ファーレンとの試合があった時に練習を見させてもらったりしていた人。プレーの中でも感じたけど、サッカーを知っているというか、相手との駆け引きがすごくうまい。相手の嫌がることをやっていると肌で感じた」。

 そんな手強い相手に対し、先に仕掛けたのは「同じサイドだったので少なからず意識していた」という鈴木だった。前半19分、中盤に下がってボールをキープした大久保に対し、後方から果敢にハードタックルをお見舞い。苦悶の表情を浮かべて倒れ込んだ“先輩”について、“後輩”はあっさりと振り返る。

「言い方はよくないけど、わざとイエローカードをもらわせるような持ち方をしていたと思う」。そう言うからにはもちろん、恐れはない。「遠慮はないですね。18歳の僕がああやって球際でガツガツ行けば後輩にも刺激を与えられるし、偉大な選手に腰が引けたプレーをしたら見本にならない。思い切って行きました」と前向きに振り返る。

 そんな強気なメンタリティーを持つ鈴木はその後、反対にMF山田大記とMF森谷賢太郎のファウルを誘い、イエローカードを出させることに成功。「90分間とおして球際では負けていなかったと思う。大きな選手にヘディングで勝てない部分はあるけど、1対1の対人で負けないトレーニングはしている」。そんな強みは十二分にアピールした。

 なお取材の最後には、報道陣から大久保との第2戦では「激しく行けば行くほど、向こうからも激しく来るのでは?」との質問も向けられた。すると「もっと楽しくなりそうですね」と真っ向から受けて立つ姿勢を強調。「キャリアが長いし、経験もしている」と仰ぎ見る大先輩を「超えていく」選手になるため、どんなバトルになろうとも後に引くつもりはない。

(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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