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[プレミアリーグWEST]プレミアの舞台に憧れ、山梨から京都U-18へ進んだMF川崎主将が決勝ヘッド

ゲキサカ / 2019年4月8日 9時8分

京都サンガF.C.U-18のキャプテンを務めるMF川崎颯太

[4.7 プレミアリーグWEST第1節 京都U-18 4-1 福岡U-18 ヤンマースタ]

 今年は憧れの舞台でキャプテンマークを巻いて戦う。京都サンガF.C.U-18のキャプテンを務めるMF川崎颯太(3年)は、ヴァンフォーレ甲府U-15出身。ナショナルトレセンU-14歴を持ち、甲府U-15の柱だった。

 その川崎は「(進学校の)立命館宇治と京都サンガが提携(スカラーアスリートプロジェクト)していて、寮設備やプレミアリーグにいることとか自分のプラスになると思いました」と京都U-18へ加入。勉学とサッカーを両立させてきたMFは、山梨からの応援も力に、3年目のプレミアリーグでの戦いをスタートしている。

 憧れてきたプレミアリーグでのプレーは「まだ緊張する」という。それでも、1年時から経験してきた舞台で川崎は躍動する。1-1の前半15分に勝ち越しヘッド。CKをゾーンで守る相手に対し、MF山田楓喜(3年)の左足キックから190cmのCB井上航希(3年)をおとりにする形で「ボクが決めてやろうと」ファーサイドで合わせた。

 また、ダブルボランチを組んだ1年生MF遠山悠希を攻守にサポート。「まだ1年生なんですけれども凄く自信を持ってプレーしている。でも、困った時にボクが助けてあげられるように。比較的自由にやらせてあげて、個性を出させてあげたい」と彼の良さを出させながら、より攻撃的なボランチの自分が行くべきところは出て行くなどバランスを取ってプレーしていた。

 そして、後半の苦しい時間帯でも走り続けていたMFは逆転勝ちに貢献。「個人的には落ち着いてボールを持って、それでも相手が嫌がるようなドリブルとかスルーパスとかできるような選手になっていきたいと思っています」という川崎は、成長させてもらった京都、そして甲府に「恩返ししたい」との思いを持って戦い続ける。

(取材・文 吉田太郎)●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

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