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「下品で差別的」サラー中傷チャントが波紋…チェルシーサポーター3人が出禁に

ゲキサカ / 2019年4月12日 12時19分

EL準々決勝第1戦に勝利したチェルシー

 チェルシーがサポーター3人のスタジアム入場を禁止した。11日に行なわれたUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝スラビア・プラハ(チェコ)戦において、チェルシーのサポーターがリバプール所属FWモハメド・サラーを中傷するチャントを歌っていたことがビデオで確認されたためである。

『BBC』によると、そのグループは「サラ―は爆弾魔」と何度も歌っていたようだ。ビデオには6人がこのチャントを歌っている姿が映っているが、身元が確認されたのが3人だった。チェルシーは残りの3人についても調査を進めている。

 チェルシーは警察やリバプールの捜査に協力しており、こうした人々は「恥である」と見なしている。このサポーターがシーズンチケットホルダーや会員だった場合は、追放処分を受けることになる。このビデオはチェルシーの試合が行われる前にSNS上で広まっていた。

 リバプールはこのビデオについて「下品で差別的」とし、「危険かつ不愉快」と不快感を示し、「こうした振る舞いは単なる偏見でしかない」としている。

「この手の犯罪は、対象とされた人物だけでなく、多くの被害者を生み出す。対抗するためには一丸となって断固たる行動をとる必要がある」

 これに対して、チェルシー側も「どんな形の差別も許してはならない」と声明を出している。

「こうした人々は、大多数のチェルシーサポーターにとって恥以外の何者でもない」

 リバプールとチェルシーは14日、プレミアリーグ第34節でアンフィールドで対戦する。
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