[関東]好守連発の桐蔭横浜大GK早坂が最後に痛恨ミス…筑波大が後半AT弾でドローに持ち込む
ゲキサカ / 2019年4月14日 21時27分
[4.14 関東1部L第2節 筑波大2-2桐蔭横浜大 味フィ西]
JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦の第2節が14日に行われ、筑波大と桐蔭横浜大は2-2で引き分けた。筑波大は1勝1分。桐蔭横浜大は1分1敗のスタートになった。
この試合で一番目立っていたのは、間違いなく桐蔭横浜大のGK早坂勇希(2年=川崎F U-18)だった。開幕戦で5得点を決めた爆発力のある筑波大の攻撃を止めに止めまくる。前半27分にMF下村司(4年=市立船橋高)、後半12分にはセットプレーからDF遠藤凌(3年=浦和ユース)に得点が生まれたことで、この時点で桐蔭横浜大の勝利は固いかと思われた。
しかし筑波大もこのまま黙ってはいなかった。この日はエースのFW三笘薫(4年=川崎F U-18)が体調不良でベンチ外、負傷を抱えるMF山原怜音(2年=JFAアカデミー)とU-20日本代表DF角田涼太朗(2年=前橋育英高)も大事を取ってベンチからのスタートになっていたが、後半34分、途中投入されていた山原の右クロスを、同じく途中出場のFW犬飼翔洋(4年=中京大中京高)が頭で合わせて1点差。さらに同39分のMF井川空(2年=札幌U-18)のシュートは枠に嫌われたが、桐蔭横浜大に圧力をかけ続けた。
すると後半アディショナルタイム3分、ついに桐蔭横浜大に綻びが出てしまう。筑波大が右サイドから蹴ったCKが、GK早坂のファンブルを誘発。これをMF加藤匠人(2年=柏U-18)に押し込まれてしまう。CKの直前にはMF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)に代えてDF中村響(4年=前橋育英高)が投入された。セットプレー前の交代劇。すべてが結果論になってしまうが、桐蔭横浜大にとっては悔やんでも悔やみきれない勝ち点1になってしまった。
桐蔭横浜大のイレブンは悔しさを隠し切れないといった様子でロッカールームに引き上げてきた。敵将の小井土正亮監督からも「素晴らしいGKだった」と称えられた好守連発の早坂も、「最後のところに後悔がある」とうつむいたまま。しかし「GKが目立つということはそれだけ押し込まれているということ」と話すと、「ナイスGKと言われるよりも、その前のところでチームとして止める理想を追い求めていきたい」とチームとしての修正を誓っていた。
(取材・文 児玉幸洋)●第93回関東大学L特集
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