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[関東大会予選]延長後半ラストプレーでMF佐藤が劇的FK弾!関東一が東京タイトル奪還へ前進!

ゲキサカ / 2019年4月14日 22時16分

 殊勲の貝瀬は「(パスが)自分のステップと合わなかったんですけれども、(上手くボールを流しながら)ダイレクトでしっかり打てたので良かったです」。劣勢を挽回する一撃に「(まだ同点だったので)騒ぎすぎず、でも自分の中ではめっちゃ嬉しかったです」と微笑んだ。

 追いつかれた成立学園だったが、交代出場のMF宇津木優人主将(3年)がボールに多くかかわりながら、後半終盤、延長戦前半と攻撃機会を増やし、決定機も作った。だが、GK出口貴也(3年)やCB田中大生(3年)の好守などで凌いだ関東一は小野監督が「彼らがやれるのは分かっていた」という“切り札”のFW安藤慎之助(2年)や宇山が左サイドからの突破でチャンスを演出。そして安藤が獲得したFKから佐藤の劇的な決勝点が生まれた。

 関東一にとって今大会は“強い関一”の評価を取り戻す大会だ。16年度のインターハイ予選と選手権予選、17年度の関東大会予選とインターハイ予選、選手権予選、そして昨年度の関東大会予選とインターハイ予選と東京のトーナメント戦を続けて制してきた関東一だったが、昨秋の選手権予選初戦で東京実高の前にPK戦で初戦敗退。連覇がストップした。

 貝瀬は「今までずっと入学してから勝ってきていて選手権1回戦で負けて、またこういうところで負けると『関一は弱くなったな』と思われてしまう。もう1回しっかり優勝して、『関一、やっぱり強いな』と思ってもらえるように。しっかりチャンピオンを狙っていきたいです」と語る。

 今年の関東一は飛び抜けたレベルの個が揃っている世代ではない。それでも、選手権予選やなかなか結果の出なかった冬の悔しさをバネにスタートした彼らは東京のタイトル奪還へ向けて意識の高い日常を送ることができているようだ。

 佐藤は「練習からでも少し3年が自分たちで、自分たちでという意識ができてきている。練習でも雰囲気良く、雰囲気良くっていう、上手くいかないことがあってもみんなでしっかり喋っている。チームとしてのレベルは徐々に上がってきていて、チームとしてのレベルを高く保っていければ相手の個のレベルが高いのに対してチームとして補っていけると思う。今年はそういうところを大事にしていきたいです」。チーム力の向上とともに徐々に出てきている結果。チームのレベルを一歩一歩向上させながら、“強い関一”となって自分たちの求めるタイトルを全て獲得する。

(取材・文 吉田太郎)

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