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“スペイン流”との違い指摘も、MF郷家「代表に来たからには…」

ゲキサカ / 2019年4月16日 22時34分

U-20日本代表MF郷家友太(神戸)

[4.16 練習試合 U-20日本代表 1-1 全日本大学選抜]

 U-20日本代表MF郷家友太(神戸)は16日、全日本大学選抜との練習試合にフル出場し、複数の攻撃的なポジションを代わる代わるに任された。そこでは指揮官からの揺るがぬ信頼を感じさせた一方、ボールを引き出す際にはやや戸惑う様子も。5月下旬に開幕するU-20ワールドカップに向けて求められているのは“日本代表スタイル”への適応だ。

 所属先のヴィッセル神戸では、昨季途中にフアン・マヌエル・リージョ監督が就任。次々に加入してきたMFアンドレス・イニエスタ、FWダビド・ビジャ、MFセルジ・サンペールとともにスペイン式のスタイルを導入してきた。郷家は今季こそ定位置を失っているものの、日々のトレーニングで「それが習慣になっている」と話す。

 スペイン式と日本式の主な違いは、相手選手との向き合い方にあるという。神戸で共有されている「相手が来るのを待って、(受け手が)フリーになるまでボールを持つのがスペイン流」という枠組みに対し、日本のやり方は「ワンタッチ、ツータッチが多くなる」。後者では相手の布陣が動き切っていないため、必然的にスモールスペースでのプレーが必要とされる。

 この日の練習試合では、まさにそのような現象が頻発した。最終ラインからの縦パスがボランチまでは入るものの、もともと狭いスペースに相手プレスが激しく寄ってくることで、前線の選手がなかなかフリーでボールを持てず。トップ下と右サイドハーフを任された郷家は前半23分、左サイドでのプレスからPK獲得につなげたが、それ以外ではなかなか好機をつくることができなかった。

「ヴィッセルと代表とではだいぶサッカーが変わってくるのですごく難しいと思うが、代表に来たからには影さん(影山雅永監督)のスタイルを理解していく。自分は高3からやってきたので、対応できるようにしていける力をつけないといけない」。

 もっとも、せっかくクラブで得難い学びに接している以上、ただ『合わせる』ことだけを目指すつもりはない。「ホテルとかで自チームの話を他の選手にしたりはできているし、真剣に聞いてくれているかは分からないけど、僕の考えは少しずつ理解してくれていると思う」と述べるなど、チームメートへの積極的なアプローチも試みているようだ。

 本大会まであと1か月余り。「Jリーグでは試合に出られていないし、ルヴァン杯ではチャンスをもらっているが、分かりやすい結果が欲しいところ。ゴールだったりアシストというのを積極的に狙っていきたい」。自らのスタイルを広めていくためにも、残された時間で存在感を高め、万全の状態で世界の舞台に挑もうとしている。

(取材・文 竹内達也)
●U-20ワールドカップ2019特集ページ

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