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過去の苦悩を明かしたデ・ブルイネ「何時間もフェンスに向かってボールを蹴った」

ゲキサカ / 2019年4月16日 21時48分

 アカデミーに入って2年目、デ・ブルイネはクラブが斡旋した里親と暮らしていた。だがそのシーズン終了後、里親から戻ってこなくていいと告げられたという。

「人間性が気に入らないと言われたよ。里親は、僕が静かすぎて興味が持てないと話していた。難しい子供だと」。

「僕は何時間もフェンスに向かってボールを蹴った。そのとき『すべてはうまくいく。2カ月以内にファーストチームに加わるんだ。何をしたとしても、失敗したまま実家に帰ることはない』と大声で叫んだ。あの頃のことはいまでも覚えている」。

 翌シーズン、デ・ブルイネはゲンクのセカンドチームに入り、1試合の半分の時間で5ゴールを記録した。

「クラブの誰もが僕に対する態度を変えたのがわかった。2カ月でファーストチームに移ったよ」。

「調子がいいと、サッカーではみんなの態度が変わるんだ。あの変わりようは面白かったね」。

 また例の里親も手のひらを返して、デ・ブルイネにはぜひ戻ってほしいと言った。

「彼らには本当に傷つけられた。だから言ったんだ。『嫌だね。あなたたちは僕をゴミ箱に捨てた。それらのにいま僕の調子がいいから戻ってほしいって?』」。

「いま考えると、僕は彼らに『ありがとう』と言うべきだったんだろう。あのときの経験があったからこそ、いまのキャリアがあるわけだから。だけど残念なことに、あの頃のことはずっと心に影を落としていた」。

 それから10数年間、ワールドクラスのフットボーラーとなったいまも、心の中には辛苦の記憶が残っている。
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