終了間際にバイロン追撃ゴールも…相手ボール、セカンド奪えず苦戦の日本高校選抜はブレーメンに敗れる
ゲキサカ / 2019年4月20日 22時51分
日本高校選抜は後半開始から水野と宮崎に代えてCB白井陽貴(矢板中央高→法政大)とMF鈴木唯人(市立船橋高3年)を投入。ボールを奪えずに押し込まれ、攻撃でもビルドアップの途中でのミスで攻めきれない日本高校選抜は、岡井を3バックの中央に配置した3-4-3へスイッチして巻き返そうとする。
だが、逆に右サイド側から崩されて0-3。その後、天笠と秋山に代えてDF大石悠介(山梨学院高→国士舘大)とFW染野唯月(尚志高3年)を同時投入した日本高校選抜は、相手がペースを落としたことあって押し返す。武田の個人技などでゴール前のシーンを作ると、25分には連続のショートパスから左の武田がDFを引きつけてWB豊島へ繋ぐ。豊島のマイナスのクロスを受けたバイロンが切り返しから左足で決めたが、反撃はこの1点ののみに終わった。
朝岡監督は「ちょっとの違い。こっちか相手に転がる5分5分のところが相手に転がって、9対1になっていた」とボールの拾い合いや競り合いの部分で完全に劣勢だったことを指摘する。右SB松尾が幾度か対人で競り勝ち、豊島が落ち着いて相手を剥がしているシーンやバイロンが体を張ってファウルを誘うシーンもあったが、全体的にイーブンボールや相手ボールを奪い切る回数が少なかったことは確か。中途半端なクリアや攻撃で自分たちを苦しくしてしまっていた。選手たちは3時間半後に行われるフランクフルト戦へ向けて宿舎へ移動。流れを維持できなかった試合から切り替えて、勝ち点3を目指す。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
2019日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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