新潟から高校選抜参戦のMF秋山、“生命線”を機能させて「海外にはない日本の良さ」を
ゲキサカ / 2019年4月21日 18時51分
群馬の名門、前橋育英高から新潟入りした秋山は、フィジカル面の特別な強さやスピードを持つ選手ではない。精度と判断の部分で勝負してプロ入りを勝ち取った選手だ。高校選抜は彼が加わったことで攻撃面がワンランクアップ。今大会ではまだ十分に表現することができていないが、秋山はそれぞれの選手が意識を変えてプレーすれば、自分たちの強みを発揮できると考えている。
「間違いなく力のある選手たちが揃っていると思う。海外の選手相手にビビらないで一つのボールに11人がかかわる意識を持ってやれれば、間違いなく日本の方がちょっとしたエリアのプレーは上手いと思う。海外にはない日本の良さがあると思うので、そこをもう一回再確認した状態で明日の試合に臨みたい」と力を込めた。
まずは今年の日本高校選抜の“生命線”である中盤を機能させること。「このチームは中盤が機能しないと全体が機能しないシフトだし、サッカーだと思う。自分の中できょうは表現できなかったので、明日はチームが勝つことを第一に考えながら、『アイツがいれば中盤落ち着くな』とか『ラストパスで結果決まったな』と言われるプレーをして勝って、決勝トーナメントに繋がたいと考えています」。高校サッカーの代表としてプライドを持って戦うと同時に、現状の自分の力を知るために欧州へ来た。新潟への思いを一旦断ち切って高校選抜でのプレーに集中しているMFは、残り2日間のデュッセルドルフ国際ユース大会で巻き返し、頂点まで勝ち抜く。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
2019日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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