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日本高校選抜は初の連覇成らず、MF天笠の左足弾で同点に追いつくもグループ3位で5位決定戦へ

ゲキサカ / 2019年4月22日 16時13分

 バイロンが右タッチライン際での縦突破でFKを獲得。すると、クイックリスタートでボールを受けた天笠が「(過去の)3試合見ても(相手DFは)カットインで出てこないんですよね。絶対に来ないなと思って1タッチで運んで上手く入った。(GKがニアサイドを消していたため)強いシュートよりも(ファーの)コースを狙えば入ると思った」と中央方向へカットインしてから左足を振り抜く。コントロールされた一撃はファーサイドのゴールネットを揺らして1-1となった。

 9分には、前半終了間際に気迫のプレーでピッチサイドの看板に身体を強打させていた豊島に代えてCB大石悠介(山梨学院高→国士舘大)を投入。引き分けでは敗退の決まるブラガはセットプレーの数を増やし、FKやCK、クロスでゴール前にボールを放り込んできた。先に相手に触られたり、ゴール前にボールがこぼれるシーンもあったが、日本高校選抜は集中力を切らさずにクリア。相手に2点目を許さない。

 日本高校選抜は敗れてグループ4位以下になると、22日の大会最終日に試合をすることができなくなる。ブラガと引き分ければ、3位以内と最終日に最低1試合を行うことが決定。その上で他力ながらも予選リーグ2位と準決勝進出の可能性を残すことができる。それだけに、まずは失点しないことを最優先。相手の攻撃をシンプルに跳ね返すことを徹底し、そして、前がかりになって勝ち越し点を狙いに来ていたブラガの背後をバイロン、宮崎、鈴木の3トップが突いた。

 25分ハーフゲームの後半23分には、抜群の推進力で左サイドを突破した宮崎が一気にDF2人を振り切り、ゴール前まで持ち込んで右足シュート。だが、シュートはGKのビッグセーブに阻まれ、こぼれ球を詰めたバイロン、鈴木のシュートもGKとDFに当たり、ゴールを外れてしまう。

 日本高校選抜は25分にも右中間から中へ切れ込んだ鈴木の左足シュートが右ポストを叩く。さらに27分には、右サイドから持ち上がった後藤のスルーパスで秋山が抜け出す。だが、右足シュートは再びGKのファインセーブに阻まれ、1-1で試合終了。したたかに勝利を目指した日本高校選抜だったが、グループ内のライバルに十分なプレッシャーを与えることはできず。フランクフルトがブレーメン(ドイツ)との最終戦を1-0で制したことによってグループ3位、5位決定戦進出となった。

 22日のエバートン戦が19年日本高校選抜にとっての最終戦。本人たちの自覚とスタッフのサポートもあって、1人の離脱者もなく戦ってきた日本高校選抜は、選手18人、スタッフの力を結集して最終戦で必ず勝利し、有終の美を飾る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
2019日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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