1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

これがスーパーゴールの秘訣!ブラインドサッカー日本代表の川村が「衝撃の肉体」を披露!

ゲキサカ / 2019年4月26日 23時26分

 2015年秋から日本代表を指導するようになって、最初は①開脚ストレッチ②胸をねじるストレッチ③正座の崩れたような座り方でお尻を地面につけるストレッチの3種をノルマとして課し、各自が必要に応じて種類を増やしていっているという。

「ただ、いくら柔軟性があっても、バランスが悪いと固い動きになってしまう。なので僕らが大事にしているのは、同時実行能力です。スピードを出す中でバランスも柔軟性もパワーも発揮する力。同時に実行できるファクターが多ければ多いほど、いい選手になっていきます。試合をするときは、ボール操作もコンタクトも同時に求められますから」

 訓練で柔らさを獲得し、かつ試合に即した動きもできる体にするために、合気道の要素を含んだトレーニングも行っている。2人1組で同じ方角を向いてタテに並び、後ろの人が犯人を逮捕するようなイメージで、前の人の手首を両手でつかんだまま、上にねじりあげる。すると、前の人はほとんど身動きがとれなくなるはずだが、この状態から肩や胸、みずおちなどを同時に動かすことで後ろの人が一か所に力を固定できなくなり、いわゆる「抜く」練習をしているのだという。

 これまで何度も対峙してきた加藤が、ピッチ上での川村のすごさを説明する。

「川村の場合、力づくでボールを奪おうとしてきた相手がつかまえにいっても、上半身をよく振ってその相手の力を利用してイナすんです。だからつかまえきれない魚みたいな感じですよ。ボールを持つと、普通の人は上半身は固くなって動かかしずらくなるんですが、川村の場合、上半身と下半身を別々の動きができるので、ボールを持ちながらも川村は体を振ることが出来るのがスゴいところです」

 ワールドグランプリで来日した選手の中には身長195㎝、体重90㎏近い選手がずらりとそろったが川村の体重は62㎏。それでも「柔よく剛を制す」を追い求め、世界の頂を極めるつもりだ。

(取材・文 林健太郎)
●ブラサカ/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください