1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

不祥事からの再起、王者沈めた凱旋V弾…21歳邦本宜裕「あの時からこう思えていれば…」

ゲキサカ / 2019年4月25日 17時12分

 試合はそのままタイムアップ。ホイッスルが鳴った瞬間、ピッチに突っ伏した邦本はやがて立ち上がり、目に涙を浮かべながらアウェーサポーターに拳を突き上げた。試合後には最優秀選手の会見に臨み、「いつも気持ち込めてプレーしているが、今日は特に気持ちが入っていて、得点という形で今の自分を見せられた」と笑顔を見せた。

「日本で一度サッカーをクビになって、韓国に渡ったが、少しでも自分の変わった姿を見せるためにはサッカーをすることしかなかった。一生懸命頑張っている姿を見せたくてやった。ここ最近、チームも結果が出ていなくて、ACLも未勝利だったので、無失点で終わったので涙が出てきた」。

 そしてミックスゾーンの取材では、かつて世代別代表で背負った“日の丸”に関する質問も向けられた。「1試合でたった1点取っただけ。90分間良かったかというとミスもあったし、ダメなところもあった」(邦本)。視察した森保監督へのアピールが成功したとは捉えていない。だが、この1ゴールが大きな節目になったのもたしかだった。

「韓国では新しいスタートを切ることができていたけど、ACLの機会がなければ日本でスタートを切ることができなかった。チームで頑張って出場権を獲得して、ここに帰ってきたことで良いスタートを切ることができた」。

 失った時間を取り戻すにつれて、再び夢を見ることもできるようになった。「いろんな目標があるのでチームではKリーグから勝ち続けること。ACLではトーナメントに行くこと。そして個人的には、アンダー世代、五輪代表に1回でいいから呼ばれること。そこで結果を出したい。いつかまた、日本でやりたい思いがあります」。邦本宜裕、21歳。サッカー人生はこれからだ。

(取材・文 竹内達也)●ACL2019特設ページ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください