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千載一遇の残留チャンスもPK失敗…バイエルン追い込んだニュルンベルク、自力残留が消滅

ゲキサカ / 2019年4月29日 3時51分

金星を逃したニュルンベルク

[4.28 ブンデスリーガ第31節 ニュルンベルク1-1バイエルン]

 ブンデスリーガは28日、第31節を行い、FW久保裕也所属のニュルンベルクがホームでバイエルンと対戦し、1-1で引き分けた。久保はベンチ入りしたが、2試合連続で出番は訪れなかった。

 先手を取ったのは残留争い中のニュルンベルクだった。後半3分、左クロスからMFゼバスティアン・ケアクが放ったシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球に反応したFWマテウス・ペレイラがペナルティーアーク付近で左足を一閃。強烈なシュートをゴール左隅に突き刺した。

 バイエルンの反撃も実り、後半33分、右サイドからカットインしたMFキングスレイ・コマンが浮き球パスを入れると、ファーサイドのMFセルジュ・ニャブリが巧みなループでネットを揺らした。1-1で迎えた試合終盤、ニュルンベルクが絶好のチャンスを得る。後半45分にDFゲオルク・マルグライターが倒され、PKのチャンスを獲得した。

 王者から金星を奪い、奇跡の残留に望みをつなぐ“千載一遇”のチャンスを迎えたが、現実は無情だった。キッカーのDFティム・ライボルトが右隅を狙ったキックは右ポストを叩き、PK失敗。終盤はコマンの決定機をGKクリスティアン・マテニアがセーブし、試合は1-1の引き分けに終わった。

 ニュルンベルクは勝ち点1の上積みにとどまり、3試合を残して残留圏15位シャルケとの勝ち点差は「11」。全勝しても上回れず、自力残留の可能性は消滅した。プレーオフ圏16位のシュツットガルトとの勝ち点差は「5」。次節にも降格が決まる可能性はあるが、奇跡の残留を目指す。
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