後半3発で徳島ユースが開幕5連勝。1G1AのMF澤崎は飛躍の「きっかけ」に
ゲキサカ / 2019年4月30日 21時16分
[4.29 プリンスリーグ四国第5節 新田高 0-3 徳島ユース 北条球技場]
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2019四国は29日に第5節を行い、初のプリンスリーグに挑戦中の新田高(愛媛)と首位・徳島ヴォルティスユース(徳島)との一戦は、3-0で徳島ユースが勝利した。
讃岐U-18との初戦を皮切りに前節まで4連勝。倉貫一毅監督が「どの試合も負けたくない。全部勝ちたい。そこだけはブレないよう選手に伝えている」と口にする徳島ユースの勢いは止まらない。
第1クールの締めくくりとなった今節も、序盤からDF平田駿佑(3年)やU-17日本代表候補のMF森田凛(3年)を中心にボールを動かしてゲームを支配。左右への揺さぶりから、スペースへの飛び出しに長けたFW吉本勇気(3年)を積極的に走らせ、チャンスを作る。
前半6分には、MF澤崎凌大(3年)のスルーパスから吉本がゴールを狙ったが、新田DF野本空(3年)に阻まれ、CKに。以降もゴール前までボールを運びながらも、「(プリンスでは)どの相手に対しても前で奪って展開するのは難しいので、後ろで引いて守っている」と小野裕太監督が話す新田の守備を崩しきれない。
対する新田も本職FWながらCBを務めたDF福井健太(3年)の競り合いの強さや、プリンス初出場となったGK田中藍人(1年)の落ち着いた守備からリズムを作ると、32分にはカウンターからMF中田尚哉(3年)がGKとの1対1まで持ち込んだがシュートは枠の外。後半16分にも相手守備陣の連係ミスを拾ったMF久保純平(2年)が無人のゴールを狙ったが、右ポストに嫌われた。
徳島にとっては流れが良い状況とは言えないまま時間が進んだが、選手に焦りは見られない。「相手を動かしていけば相手が疲れてきて、後半にはスペースが生まれてくる。そういう意図を皆で持っていた」と振り返るのは主将の森田だ。前半同様にゆったりとしたパス回しで相手を押し込むと、残り20分を切ったタイミングからは「基礎技術が凄く高く、チームでもトップクラス」(森田)という澤崎が躍動する。
28分に相手のハンドによってPA左でFKを獲得すると、澤崎は「壁の位置が悪くて動いたのが分かった。あの角度は練習してきたので、自信はあった」と直接右足キックを叩き込み、歓喜をもたらした。「あの時間帯で点が獲れて、チームに楽になった。あそこで獲れたのは大きかった」と森田が振り返る徳島は、32分にMF藤田樹(2年)の右クロスを吉本がダイビングヘッドで合わせて加点。直後の33分にもカウンターから澤崎が相手エリアをドリブルで突破。相手を引き寄せた澤崎のラストパスから最後は吉本が決め、3-0で試合終了を迎えた。
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