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[関東大会予選]後半ATの歓喜と悲哀。日大藤沢が失点直後の劇的V弾で神奈川準決勝へ!

ゲキサカ / 2019年5月1日 19時0分

後半アディッショナルタイム、CB青木駿人(4番)の決勝点を喜ぶ日大藤沢高イレブン

[4.30 関東大会神奈川県予選準々決勝 日大藤沢高 2-1 東海大相模高 横須賀リーフ]

 失意の被弾直後に意地の決勝点! 2019年度関東高校サッカー大会神奈川県予選準々決勝が30日に行われ、3年ぶりの優勝を狙う日大藤沢高が、後半アディショナルタイムにCB青木駿人主将(3年)の決めた決勝点によって前回王者・東海大相模高を2-1で破った。日大藤沢は、5月5日の準決勝で関東大会進出を懸けて三浦学苑高と戦う。

 全タイトル制覇を狙う日大藤沢が苦しみながらも、目標へ向けて前進した。ボールを保持しながら攻める日大藤沢に対し、東海大相模は守備時にしっかりとブロックを敷いて対応。プロも注目する“要注意人物”MF植村洋斗(3年)に対しては徹底マークしてきていた。

 前半は得点こそ奪えなかった日大藤沢だが、守備ではクリスマスツリー型の4-3-2-1による通称“トライアングルアクティブディフェンス”が効果を発揮。MF島田惇広(3年)とMF長嶋風太(3年)を軸としたポゼッションから斜めのパスを交えて打開を狙う東海大相模に中央突破させず、守り続ける。
 
 そして後半、日大藤沢はあえて大きく空けているハイサイドのスペースへ右SB岡田怜(3年)や左SB多田夢都(3年)らが次々と飛び出していく形でチャンスを作り出す。加えて注目MF植村が厳しいマークの中でも確実にDF1人を剥がして前進。わずかでもスペースが空いていれば潜り込むようにボールを運び、判断の速いパスでチャンスメークし続けていた。

 日大藤沢はFW鈴木燦次(2年)の右足ミドルがクロスバーを叩くなどなかなか1点を奪うことができなかったが、それでも後半21分、左中間のMF斉藤夏(2年)がゴールを背にした状態から背中越しのクロスボール。これをファーサイドのCB宮川歩己(2年)がポストギリギリの位置から頭で叩き込んで先制した。

 それでも、FW大野駿(3年)が再三距離のあるロングスローを投じるなど、ゴール前のシーンを作り出していた東海大相模は後半24分にPKを獲得。このPKを主将の島田が右足で狙うが、日大藤沢は「ビッグセーブで流れを変えるのが自分の取り柄だと思っているので、チームがどんなに悪い状況でもセーブで貢献できたら嬉しい。相手の選手(島田)がプレーも結構見てくる選手だと思ったので、PK先動いたら負けだなと思って、ずっと我慢してボール見て反応しました」というGK濱中英太郎(3年)が左へ跳んで完璧にストップする。

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