[球蹴男児U-16リーグ] 「九州男児で10得点以上獲りたい」。柳ヶ浦FW田村は目標達成へまず2発

前半20分、柳ヶ浦高FW末安凱輝が左足で同点ゴール

[5.3 球蹴男児U-16第1節 柳ヶ浦高 3-5 那覇西高 大津町運動公園多目的広場]

　柳ヶ浦高はFW末安凱輝が2得点の活躍。得意の抜け出しからチャンスに絡み、鋭い切り返しからゴールを奪うなど意地を見せた。

　チームとしては後方から正確にボールを繋ぎ、前線で存在感を放っていたFW田村駿伍や末安、MF原田知哉の仕掛けに繋げていた。末安は「チームとしては練習でもしていたパス回しとかが出せて、個人としても裏への抜け出しとか自分の得意なミドルシュートとか出せたと思います」と振り返る。だが、個人としては最大の武器だというドリブルを十分に発揮できなかったこと、またチームとしても後半の勝負どころで走り負けたことを指摘していた。

　末安は「青森山田高校のバスケス・バイロン選手(日本高校選抜、現いわきFC)のようになりたい」。ドリブル技術が高く、カットインからのシュートを武器とするバイロンは参考にしている選手だ。自分の武器を磨いて「九州男児で10得点以上獲りたい」という目標達成を目指す。

　柳ヶ浦へ進学した理由は兄の存在が大きいという。「一個上にお兄ちゃんがいて、一緒に全国大会に活きたくてこの学校に進学してきました。(今年、もしくは来年に)お兄ちゃんと一緒にプレーして全国に行きたいです」。まずは九州男児で掲げている10得点以上の目標をクリアし、アピールする。
　
(取材・文　吉田太郎)