U-20日本代表DF陣はオール“00年組”。喜田陽、中村敬斗ら2年前のU-17W杯戦士が滑り込む

ゲキサカ / 2019年5月12日 4時30分

2年前のU-17W杯で優勝国イングランドを最も追い詰めた“00ジャパン”

 U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表メンバー21人が発表され、DF陣7人は“00ジャパン”で構成された。各ポジションの核を失った状況で、希望を託されたのは2年前にインドで開催されたU-17ワールドカップを経験した選手たちだった。

 チームは4-4-2をベースに持ち、センターバックは橋岡大樹(浦和)の“相棒”を2000年生まれの瀬古歩夢(C大阪)、小林友希(神戸)、三國ケネディエブス(福岡)らが争っていたが、絶対的なDFリーダーは負傷で選外となった。さらに、A代表初招集が見込まれるFW久保建英(FC東京)、MF安部裕葵(鹿島)、GK大迫敬介(広島)もメンバーを外れた。

 苦しい台所事情で、最後にメンバーに滑り込んだのは2年前のU-17W杯戦士だった。湘南での活躍が評価されたDF鈴木冬一(湘南)のほか、DF喜田陽(福岡)、FW中村敬斗(G大阪)、さらに、GKの3枠目にサプライズ選出された鈴木彩艶(すずき・ざいおん=浦和ユース)もU-17W杯メンバーだ。GK、MF、FWには99年生まれが名を連ねたが、DFは瀬古、三國、小林に加え、鈴木、喜田、菅原由勢(名古屋)、東俊希(広島)と00年生まれの7人が選ばれた。

 DFの要を欠く状況はそのU-17W杯と同じで、当時は瀬古が負傷でメンバーから外れた。しかし、同大会では格上のフランス戦(後半)、イングランド戦で、右サイドバックを本職とする菅原がセンターバックを担って世界と渡り歩き、喜田が右サイドバックを務めた。

 彼ら“00ジャパン”はラウンド16で対戦したイングランドの猛攻を辛抱強く跳ね返した。FWジェイドン・サンチョ(ドルトムント)はクラブ事情により離脱していたが、MFフィル・フォーデン(マンC)、FWアンヘル・ゴメス(マンU)らを擁した強力攻撃陣と0-0で奮闘し、PK戦の末に惜しくも敗退。そして、勝ち進んだイングランドが大会を制覇した。大会を通して、イングランドを90分間無失点に抑えたのは日本だけだった。

 MFで招集されてきた喜田は今回、DF登録でメンバーに入った。今大会も右サイドバックを担う可能性があり、菅原は“4人目”のセンターバックに数えられているだろう。やはり、複数ポジションをこなせる選手が重宝された。「彼らはU-17W杯を含めて、世界と戦う経験をしていて、クラブは違えど同じ経験をしている。グループステージの3つの国に対峙していけるのではないかと考え、選びました」。影山監督はディフェンス陣の選考基準をそう説明した。

 なお、久保が抜けたFWの1枠に滑り込んだ中村も、U-17W杯で日本最多の4ゴールと大暴れして名を上げた選手。そうした世界大会の経験は最後の選手選考で“決め手”のひとつとなり、影山監督は「世界と戦ううえで自信をもってカードを切れる選手。そこを基準にして選んだ」と言及した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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