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電話もとるし、Excel入力もやります…なでしこジャパンFW菅澤優衣香「働きながらやることで得るものも多い」

ゲキサカ / 2019年5月10日 19時34分

―NIKEも女性アスリートを支援し続けていて、菅澤選手にとっても欠かせないパートナーだと思います。
「NIKEはサッカーだけじゃなくて、数多くの選手をサポートしているのが凄く印象的。14年に契約する前から男子に限らず女性アスリートを支援しているなとは感じていました。スパイクを選ぶ際にも小さい頃から少しでも格好いいものをと選んでいた。可愛いより格好いいが小さい頃から好きだった。格好いいはサッカーでも私生活でも求めてやってきていることなので、NIKEは合っていると思います」

■サッカーキャリア

―サッカーはお兄さん(菅澤孝也)の影響で始められたんですよね?
「はい、兄の影響でサッカーを始めました。兄、弟がいる3人兄弟。兄には走り方が似ていると言われますが、小さい頃は試合の日が重なっていたので、すごい影響を受けたかというと……あんまりですかね(笑)」

―高校進学と同時に地元の千葉県を離れて、JFAアカデミー福島に進まれます。
「中学校サッカー部の顧問の先生と、クラブチームの先輩のお父さんがJFAアカデミーに携わる方で、直接お話をしに来てくれました。アカデミーは寮生活でサッカーに打ち込めるし、勉強面もしっかりとしているから、試験はあるけど一回受けてみないかということになりました。初めて親元を離れることになりましたが、人としても成長できたと思います」

―先日、東日本大震災の影響で閉鎖していたナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」の営業が再開されましたね。
「グランドオープンの前にチームで行かせてもらったんですけど、元通りというか、元よりももっと綺麗になっていました。再開はすごくいいことですし、またあそこで合宿だったり、試合をしたいなと思います」

―JFAアカデミーを卒業後、アルビレックス新潟レディース、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、浦和レッズレディースとキャリアを歩まれています。14年と15年には2年連続でなでしこリーグ得点王も獲得されました。
「でも周りからは性格が優しいので、もっと貪欲になれとはよく言われます。本当にその都度の指導者の方に言われています。自分ではゴールへの意識は強いと思っているんですけどね(笑)。でも最初のころよりは改善できていると思いますし、そこから意識を変えるようになったことで得点王も取れたのかなと思っています」

―同い年にはなでしこジャパンのキャプテンも務める熊谷紗希選手がいますが、彼女から受ける影響はありますか?
「ヨーロッパでやっている分、体の強さであったりとか、間合いだったりとかは普段やっている選手とは違うなと感じていて、そういう選手と一緒にプレーするのは楽しいですし、サッカー面以外も心に余裕があるなと感じます。私も海外ですか?少し考えた時期はありました。実際カナダW杯のあとに一回、スウェーデンのチームからオファーがあったんですけど、話が上手く行きませんでした。でも紗希からは代表で会うといつも刺激を貰っています」

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