“衝撃W杯デビュー”再現へ…ギリギリ選出MF中村敬斗「G大阪に入って良かった」の意味
ゲキサカ / 2019年5月13日 20時53分
U-17ワールドカップでは初戦でハットトリックを記録。世界にその名をアピールしたU-20日本代表MF中村敬斗(G大阪)が2度目の世界舞台に臨む。あれから2年間、決して順風満帆ではなかった。だからこそ、成長できた手応えもある。「ガンバ大阪に入って良かった」。今度はお世話になったクラブへの思いも背負って飛躍を果たす構えだ。
「入るか分からないところで入れたのは光栄。ギリギリで入れたのは承知の上」。2年前のU-17W杯では押しも押されぬ中心選手。しかし、ここまでの道のりは平坦ではなかった。所属先のG大阪では出場機会が少なく、U-20ワールドカップの選考では当落線上。MF久保建英、MF安部裕葵の不在によって選ばれたというのが現実的な見方だ。
それでもやるべきことは続けてきた。「得点感覚が優れているのを買われていたが、それ以外はプロの平均以下。通用する部分はなかった。走れないし、戦えないし、球際行けないし、オフの意識も足りない」。G大阪では宮本恒靖監督のそうした指摘を受け、「J1から姿を消した」ところで改善に励んでいたという。
「(U-20W杯は)がっつり、本気で、諦めずに狙っていた。ポジションが空く可能性があると聞いていたし、スレスレを狙おうと思っていた」。そうして仕上げに入った結果が4月24日、ルヴァン杯グループリーグ第4節で決まったロングランからのダメ押しゴール。「そうして結果を残したおかげでここにいる」と今月上旬に招集リスト入りを掴み取った。
「ガンバに入って変わった。今年に入って初招集だったけど、走る面だったり、裏へのオフの部分が変わった。G大阪に入って良かった」。これまでを振り返った中村は「U-23の森下監督にも鍛えてもらった。本当に感謝しかない」と心境を吐露。高校2年生の自身を見初め、早期プロ入りに導いたクラブにも恩返しをしていくつもりだ。
もっとも、ハードワークやデュエルの面だけで食っていくつもりはない。「守備とかそういうことをやっていくと、自分の一番大事な武器を忘れてしまう。それだとチームの一員になってしまう。左サイドから切り込んでいく形とか、ああいう形を作れれば」。プレーの幅を広げた19歳が、一回り大きくなった姿で再び世界に降臨する。
(取材・文 竹内達也)●U-20ワールドカップ2019特集ページ
★J SPORTSオンデマンドならFIFA U-20ワールドカップ全試合LIVE配信!
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大岩J背番号「10」斉藤光毅が独占告白「自分たちがやっている作業が正解だと信じ、貪欲に前に進む」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月17日 9時26分
-
パリ五輪落選で実感「力がない」 欧州組の“溢れる才能”も無念…漏れた逸材たち【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月14日 7時40分
-
大岩Jの五輪メダル構想は“完全崩壊”…OA枠断念でCBは「国内レギュラー未満」の脆弱さ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月5日 15時12分
-
相次ぐ海外移籍、拘束力なき大会 叶わなかった最強布陣…五輪をどう位置づけるべきか?
FOOTBALL ZONE / 2024年7月4日 6時40分
-
U-23日本代表は久保、鈴木彩、鈴木唯ら招集できず…OA枠もゼロ 山本ND「昨日まで努力したつもり」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月3日 14時38分
ランキング
-
1オリ・中嶋監督「現時点で1番弱いんじゃないですかね」 ここ6戦で零敗4度「どれだけ必死にやって…」
スポニチアネックス / 2024年7月17日 21時29分
-
2北勝富士が初白星 朝乃山の負傷を土俵下で目の当たりにし「僕も膝をケガをしている身として鳥肌が立った」
スポーツ報知 / 2024年7月17日 20時50分
-
3「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
4「いつもなんですよ」楽天・今江監督の疑問から日程を確認すると…西武戦なぜ週末ばかり?
スポニチアネックス / 2024年7月18日 8時2分
-
5《オールスターで特大HR》大谷翔平の妻・真美子夫人、ドジャース奥さま会で“目立たないように…” 集合写真では前列中央から“後列の端のほう”に立ち位置移動
NEWSポストセブン / 2024年7月18日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください