「橋岡の穴を感じさせない」菅原、小林、瀬古らU-20代表“00ディフェンス陣”の強み
ゲキサカ / 2019年5月24日 22時24分
U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表は核だった一部主力が抜けたため、より一体感とまとまりが重要な状況になった。DFラインに関しては、橋岡大樹 (浦和)が直前の負傷でメンバー外。本職のセンターバックは瀬古歩夢(C大阪)、小林友希(神戸)、三國ケネディエブス(福岡)の3人となったが、瀬古の言葉は頼もしかった。
「今まで(橋岡)大樹に引っ張ってもらっているところも正直、多々ありました。大樹がいない中で、自分たち2000年生まれの3人がどれだけその穴を埋められるか。大樹の穴を感じさせないくらい、自分たちがプレーで引っ張っていきたい」(瀬古)
橋岡不在の状況だからこそ、それぞれの自覚は増しているようだった。小林も「センターバックはリーダーシップが大事なので、2人がお互いにリーダーシップを取っていければ。どちらかがDFリーダーということはなく、協力してやっていきたい」と表情を引き締めた。今回は、センターバック3人を含むDF登録の7人全員が1学年下の2000年生まれで構成されている。
そのうち4人は2017年秋にU-17ワールドカップで世界と渡り歩いた経験を共有している。同大会のフランス戦(後半)、イングランド戦の最終ラインは右から喜田陽(福岡)、菅原由勢(名古屋)、小林、鈴木冬一(湘南)。大会前の負傷で瀬古を欠いたため、菅原がセンターバックを担った。
「“00”のメンバーだけになって不安かといえば、今までずっとやってきた強みもある」と菅原が話せば、小林も「お互いにどういうプレーをするのかはよく分かっているので、コミュニケーションもやりやすいと思います」とポジティブに語った。
W杯経験者たちは世界との差を感じたその2試合を振り返り、「悔しさを晴らしたい」とそれぞれが口にした。彼らにとって今大会はU-17W杯の“続き”。W杯の雪辱をW杯で晴らす位置付けであり、この1年半で世界との差をどれだけ縮められたのか、その成果を見せる場でもある。
同大会のフランス戦はアミーヌ・グイリ(リヨン)の2発に屈したが、イングランド戦は個の力に圧倒されつつ、90分間を無失点に抑える死闘を演じた。菅原は1対1の強さを見せ、体を投げ出したスライディングで何度もピンチを救った。限界突破の走力でフィル・フォーデン(マンC)を抑えた鈴木が「今までで一番疲れましたね。食欲もなくなった」と話せば、喜田は「今までで一番長く感じた90分間だった」と振り返った。
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