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ユース取材ライター陣が推薦するインターハイ予選注目の11傑vol.3

ゲキサカ / 2019年5月22日 19時53分

MFブワニカ啓太(修徳高2年)
「『自分は他の人と比べて足がちょっと長めで、届く範囲がいろいろあるので、それを武器にいつも戦っています』。ウガンダ人の父を持つハードワーカーが強豪校で頭角を現しつつある。松戸第六中時代はバレーボール部と迷って、結果的にサッカー部を選んだような選手だったが、修徳に入学してからスイッチが“オン”に。いろいろなポジションを試された中で、今はボランチにトライ。『エリート系じゃなくて、泥臭く走るみたいな感じのタイプなので、がむしゃらに走って、守備も頑張ってみたいなプレースタイル』と自ら分析するプレーには、辛口の岩本慎二郎監督も『職人肌だよね。よく走れるし、競れるし、マジメにできるし』と太鼓判を。修徳の復権はブワニカの躍動と共にあるのかもしれない」

MF宮脇茂夫(大成高3年)
「都内屈指のレフティは、昨年から司令塔として中盤で圧倒的な存在感を披露。ドイスボランチの右側を担当することが多いが、視野を確保するポジショニングも絶妙で、個性溢れるアタッカー陣を得意の左足で操りつつ、正確なプレースキックに加え、ゲーム全体をコントロールする力も兼ね備えるなど、トータルバランスに優れた好選手だ。チーム自体も昨年度の選手権予選で準優勝、関東大会予選でベスト4と確実にブレイクスルーの時を迎えており、その中心に君臨するこの8番がより輝く時に、悲願の初タイトルが見えてくる」

FW恒川俊輔(日大豊山高3年)
「『ゴリゴリ行くしかないですね(笑) それができなくなったら終わりって感じです(笑)』と明るく話す笑顔が印象的。確かに“ゴリゴリ”が彼の特徴ではあるものの、『恒川みたいな選手がいると、後ろも自信を持って中に付けられる』と海老根航監督も評した通り、体幹と気持ちの強さを存分に生かしたポストワークも、攻撃時の欠かせないポイントに。自身は『あまり点を取るタイプじゃないんですけどね』と言いながらも、T3(東京都3部)リーグ開幕戦や総体予選の一次トーナメント決勝でも得点を挙げるなど、勝負強さも身に付けつつある。今年の日大豊山は周囲からの評判も非常に高い。大物を食い続けるためには、この9番のゴールと笑顔が必要不可欠か」

FW吉長真優(成立学園高3年)
「テクニックに優れた選手が揃う成立学園で、1年時からメンバー入りを果たしてきた逸材が、いよいよ最高学年になって主力としての自覚を前面に打ち出し、チームを牽引している。今までは左サイドを務めることが多く、縦に仕掛ける形とカットインを巧みに使い分けていたが、今年はよりゴールに近い位置取りを任されるように。ツエーゲン金沢でプロの道を歩み出した窪田稜の背中を見続けてきた彼が、どれだけ決定的なシーンに絡めるかが『自分たちでボールを握ってサッカーをやりたい』と太田昌宏監督も掲げるスタイル結実のカギを握ってくることは疑いようがない」

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