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「普段から意識している」必殺フリック炸裂!! 鹿島DF山本がアジア復帰初戦で“大仕事”

ゲキサカ / 2019年5月23日 0時3分

同点弾を導いた鹿島アントラーズDF山本脩斗

[5.22 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1山東魯能 カシマ]

 巧みなフリックで決勝トーナメントへの扉をこじ開けた。鹿島アントラーズDF山本脩斗は試合後、「普段からCKではあのタイミングで入ろうと意識しているので、いいタイミングで触れればああいう風になるとイメージできていた。いいボールが入ったので、うまくそらすことができて良かった」と冷静に振り返った。

 昨季のアジア制覇をレギュラーメンバーとして経験したが、負傷に苦しんだ今季はこの日がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)本戦初のベンチ入り。「今日は負けていたらもう終わりなので、今日にかける思いはあったし、自分が入ったらというのは常にイメージしながらやってきた」。そんな背番号16の出番は後半10分に訪れた。

「剛さん(大岩剛監督)も言っていたけど、やっぱり前半は動きのところがチーム全体的に少なかったし、聖真(MF土居聖真)に預けた後に自分が裏に抜けたりして、相手の陣形を崩そうと思っていた」。持ち場はリーグ前節と同じ右サイドバック。昨季とは異なるポジションだが、もうすぐ34歳を迎えるベテランは冷静に試合に入っていた。

 すると後半23分、大きな見せ場がやってきた。セットプレーの駆け引きに強い山本はMFレオ・シルバの左コーナーキックに対し、ニアサイドで反応。繊細なフリックでボールの軌道を変えると、ここから相手ディフェンスが処理を誤り、こぼれ球に反応したFW伊藤翔の同点ゴールが生まれた。

「今日に限って言えば引き分け以上で勝ち抜けだったし、入ったら変化をつけていきたいと思っていた。後半からアップしてと言われた時にそこらへんをイメージしながら。まずは1点が必要だったし、攻撃的に行こうと思っていた」。そんな意気込みが実った一撃。チームはさらに1点を追加し、自力での決勝トーナメント進出を果たした。

 もっとも、目標が頂点である以上、大事なのはここからだ。「チーム全体の力は自信を持っていい。後半のようにいい流れになれば自分たちの力はある。ただ、失ってからやるのではなく、頭から戦えるように。上に行くにつれて点を取る難しさはあるし、もっともっと厳しくなってくるので、一人一人もチームとしても、もっとレベルを上げないと優勝は見えてこない。そこを詰めていきたい」。待望の戦線復帰を果たしたベテランは頼もしく前を見据えた。

(取材・文 竹内達也)●ACL2019特設ページ

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