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テーマは“下剋上”。関西大一がプリンス関西勢・大阪桐蔭撃破し、大阪制覇へ前進!

ゲキサカ / 2019年5月27日 5時43分

 拮抗した攻防戦は1プレーで流れが傾いた。34分、大阪桐蔭はビルドアップでGKにリターン。ここに猛烈なプレッシングをかけた関大一MF武内優歩(3年)がGKのキックをチャージする。ゴール方向にこぼれたボールを武内が難なく蹴り込んで関大一が先制した。

 武内は「(自分は) 最後まで走り続けて、守備でも攻撃でも全力でやりたい。前半、全然良くなかったんですけれども、とりあえず裏に出たので諦めずに走ったらゴールになったので良かったです。決まった瞬間は本当に嬉しかったです。諦めないことが大事だなと思います」とコメント。関大一のハードワークが、見事に得点に結びついた。

 反撃に出たい大阪桐蔭を関大一が突き放す。後半6分、相手DFラインの背後に配球すると、大阪桐蔭CBの後方から追いかけた百田が身体を入れ替えてボール奪取。一気にゴール方向へ突進すると、GKをかわしかけたところで倒されてPKを獲得した。キッカーの堤が蹴り直しを含めて2度のPKをしっかりと決めて2-0と突き放した。

 大阪桐蔭が注意力を欠いた守備で失点したのに対し、関大一は出足の良い守りを見せていた下雅意健太(2年)と対人で強さを見せる中島康裕(2年)の両CBを中心に集中した守り。MF浜崎響(2年)やMF武田智也(3年)がセカンドボールを狙い、サイド攻撃やセットプレーから3点目のチャンスを作り出していた。

 関大一はMF越智大貴(3年)ら交代出場もハードワーク。一方、大阪桐蔭は左SB武田晴人(3年)の左足FKやCKのこぼれ球に反応したCB永野将大(3年)のシュートで関大一ゴールを脅かしたが、関大一の運動量は最後まで衰えず、2-0で試合終了。(インターハイ開催地の)“琉球へ行こう“を掲げる関大一が決勝リーグ初戦で好スタートを切った。

 関大一がインターハイ出場を果たせば、13年ぶりの快挙。百田は残り2試合へ向けて「13年分の先輩の思いとか、僕らが1年から出ている時の先輩の涙とか、今大会で嬉し涙に変えようとみんなでやっているので絶対に負けたらダメやと思います」と言い切った。武内は「次、絶対に勝って、3戦全勝で、1位で(全国出場を)決めたいと思います」と宣言。枚方市の東海大仰星高、松原市の阪南大高にも勝って大阪制覇を果たし、歴史を変える

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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