仲間たちの奮闘に10番MF堤が応える。蹴り直しのPK決め、関西大一で身につけた諦めないプレーも
ゲキサカ / 2019年5月27日 6時55分
[5.26 インターハイ大阪府予選決勝L第1節 大阪桐蔭高 0-2 関西大一高 J-GREEN堺]
この日、関西大一高で最も目立っていたのはFW百田真登(3年)だったが、10番も同様にインパクトのあるプレーを見せていた。MF堤奏一郎(3年)はチームメートに支えられながら左サイドで持ち前の攻撃力を発揮。百田とのワンツーからシュートを放ったり、縦への仕掛けから左足クロスを百田に合わせたりしていた。
後半6分には右足PKを決めたが、キックする前に味方がPAへ入ってしまい、蹴り直しに。それでも、2度目のシュートを「全然マイナスのイメ―ジはなくて、GKの動きを見て逆に蹴れたと思います」と難なく決め、チームに貴重な2点目をもたらした。
元々はスピードで相手を振り切るタイプのドリブラー。2年時にはそれだけでは抜くことができなくなり、壁にぶち当たっていたという。それでも、1対2の状況などでチャレンジすることを止めずに、緩急の部分などを磨いてきた。その成果を現在、ピッチで表現している。
技術だけでなく、勝利、ボールへの執着心を感じさせるシーンもあった。後半、エンドラインを越えそうになったボールを猛然と追いかけ、身体を投げ出して左足クロス。ゴール前のFW丹羽健佑(2年)に通ったボールはシュートがGKの正面を突いたものの、チームを勢いづけるようなプレーだった。
堤は「元々最後まで諦めずにプレーするというところがこの学校に入る時に足りなかった部分。泥臭さや一生懸命戦う気持ちの部分が足りなかった」と振り返るが、「今は身についている気がします」。エース格の一人として、プレー、気持ちの部分でもチームを牽引している10番が決勝リーグ残り2試合でも仲間たちの奮闘に応えてゴールをもたらす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019
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