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公式戦無敗続ける阪南大高、好勝負となったプリンス関西1位・2位対決制して全国へ前進!

ゲキサカ / 2019年5月27日 19時59分

 運動量がやや低下した終盤に失点した東海大仰星も諦めずに反撃するが、阪南大高は「打たれる前に突っ込んだろかなと思って。足攣っていたので足ではいけないと思って、頭で行ったろうかなと」と微笑むCB高木践主将(3年)がルーズボールに頭から飛び込んでクリアするなど気迫の守りを見せる。後半アディショナルタイムには東海大仰星が右CKを繋ぎ、最後は瀬戸山が決定的なヘッド。だが、集中した守りを続ける阪南大高はここでもMF柳がゴールライン上でクリアして、無失点で勝ち切った。

 阪南大高は現2年生が昨年末の全国ルーキーリーグ交流大会で大津高や流通経済大柏高を破って堂々の優勝。同大会MVPのMF河上愛斗(2年)らが、先発メンバーに食い込むなど激しい選手間競争を繰り広げている。濱田監督は「今年は、11人固定は絶対にしないと決めています」。コーチ陣から推薦のあった選手をどんどん登用してチームを活性化。選手たちがその中で結果を出し合い、公式戦無敗を続けている。

 この日も苦しい試合展開だったが、昨秋の選手権予選でも敗れていた難敵に勝利。高木は「ボクの代で勝って相性とか関係ないぞと見せたかったので勝てて良かったです」と微笑み、濱田監督も内容こそ満足していなかったものの、「結果は自信になる試合になったと思う」と評価していた。

 チームにとっては全国出場へ向けて大きな1勝。だが、まだ優勝を決めた訳でも、全国出場を決めた訳でもない。それだけに、中本は「きょう勝ったのでちょっと緩くなる部分もあるかもしれないけれども引き締めて、(プリンスリーグから)無敗なのでこのまま無敗で優勝できるように頑張りたいです」。昨年、一昨年とプレミアリーグを戦う中で揉まれ、自力を高めてきた。今年はプリンスリーグでの戦いになっているが、トップリーグで身につけてきた力や選手層の厚さを示している阪南大高が大阪の戦いを制し、全国で勝負する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019

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