4年ぶり出場山形大医学部、MF宮脇“地元凱旋”も大敗に悔しさ「自分は5年生、来年もチャンスがある」
ゲキサカ / 2019年5月28日 12時24分
「思っていたより相手のシュートがうまかった。なるべく1対1にならないよう、2対1の状況を作ろうとしていたのですが……」
試合後、山形大医学部のMF宮脇黎央(5年=湘南高)は、そう言ってうなだれた。自身にとってもチームにとっても4年ぶりとなる天皇杯出場。4年前は、当時J1だったモンテディオ山形を相手に、開始1分で先制点を奪った。結果は1-7で敗れたが、その時のイメージもあり「立ち上がりは勢いよくいこうと、チームでも話をしていた」という。
実際、開始早々の5分には、FKの展開からMF濱田啓一(6年=開成高)がゴール前に詰める場面があった。「チャンスはあった。あれをモノにできていれば」。
そして前半のうちは、中盤で桐蔭横浜大からボールを奪い、サイドに展開するシーンも見られた。だが、後半に入ると桐蔭横浜大が一方的に攻める展開に。5月とは思えない、30℃近い高温も山形大医学部を苦しめた。次第に足も止まり、後半は5点を許す結果となった。
「4年前はプロの隙きを突いて得点することができたし、15分くらいまではリードしていた。けれど今回は同じ大学生相手に、無得点のうえ大量失点で終わったのが悔しい」(宮脇)
地元・湘南の出身。小学生の頃には、このスタジアムで天皇杯の前座試合でプレーしたこともあるという。4年前には自身として天皇杯初出場をはたし、2回目の天皇杯となるこの試合は、満を持しての地元“凱旋”だった。それだけに、0-8という大敗には悔しさを隠しきれない様子だ。
チーム全員が医師を目指す状況にあって、サッカーを続けることは容易ではない。それでも授業や実習の合間をぬって週4日の練習を確保しているという。「自分は5年生だから、来年もまだチャンスがある」(宮脇)。“ドクターの卵”たちは来年もまた天皇杯を目指す。
(取材・文 飯嶋玲子)●第99回天皇杯特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【J1注目プレビュー|第23節:札幌vs神戸】8連敗中の札幌は天皇杯の快勝をキッカケに、神戸は虎視眈々と首位を目指す
超ワールドサッカー / 2024年7月13日 11時15分
-
母校筑波大の挑戦から感じた「初心」、柏MF戸嶋祥郎「改めて思い返させてもらった」
ゲキサカ / 2024年7月11日 20時18分
-
町田戦控える中で天皇杯の湘南戦に挑む東京V…名誉挽回期す山田楓喜「倒れるぐらいやらないと」、復帰期待の森田晃樹は新たな決意口に
超ワールドサッカー / 2024年7月9日 20時0分
-
[関東]恩師の目の前で決めた大学初ゴール!桐蔭横浜大1年生FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄「誰よりも点を決めたい」
ゲキサカ / 2024年6月27日 19時52分
-
自身初のJ1先発は悔いを残す一戦に…柏DF野田裕喜「絶対やられちゃいけないところ」
ゲキサカ / 2024年6月23日 12時17分
ランキング
-
1《19歳飲酒・喫煙でパリ五輪辞退》体操女子・宮田笙子の実家は「400年以上の歴史を誇るお寺」エースが抱えていた「精神面での課題」
NEWSポストセブン / 2024年7月19日 18時10分
-
2オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#2
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
-
3【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」
東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分
-
4MLBオールスター〝ひどすぎる国歌斉唱〟が大炎上 女性歌手に非難殺到「耳から血が出ました」
東スポWEB / 2024年7月16日 19時22分
-
5エース不在の体操女子日本代表 4人で決戦の地パリ入り
スポーツ報知 / 2024年7月19日 23時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください