岩崎先輩よろしくお願いします!! 札幌内定&U-22日本代表初選出DF田中駿汰「いろいろ学びたい」
ゲキサカ / 2019年5月29日 15時53分
メンバー発表時、森保一監督から「日本になかなかいない(タイプ)」と言われた男だ。U-22日本代表に初選出されたDF田中駿汰(大体大)は、その言葉を聞き「評価してもらえるのは素直に嬉しいです」と白い歯を見せた。
97年5月26日生まれの21歳は、履正社高から大阪体育大に進学。昨年度のインカレではベスト4進出、関西学生リーグ1部優勝に貢献し、今年3月には全日本大学選抜メンバーに選出された。183センチと長身、そして「左利きでCBもボランチもやっていた」(森保監督)と万能性も併せ持つことで、森保監督は「なかなかいない」と続けていた。
本人も「CBでもボランチでも求められることに対応できると思う」と胸を張ると、「大学で取り組んできた1対1の守備だけでなく、プラスアルファして、自分のパスから攻撃が始まるようなスイッチを入れるパスを意識したい」と今回の活動で持ち味を存分に発揮しようとしている。
17日にU-22日本代表初選出を果たすだけでなく、26日には来季の札幌加入内定が発表された。U-22日本代表には札幌所属のMF岩崎悠人も名を連ねており、あいさつも済ませたようだ。「コンサドーレのサッカーのスタイルと(ペトロヴィッチ)監督が評価してくれたことが大きかった。岩崎選手にもあいさつできたし、この活動の中でコミュニケーションをとって、いろいろと学びたいですね」。97年生まれの田中に対し、岩崎は98年生まれと年下になるが、“先輩”から多くのことを吸収しようとしている。
東京五輪世代ながらも「(五輪を)そんなに意識していなかった」ようだが、今回の選出で意識も変わった。「代表活動は初めてだけど、日本を代表する責任を持ってやっていきたい。求められた役割をこなした先に五輪が見えてくると思うので頑張りたい」と意気込む。東京五輪メンバー入りを争うサバイバルレースに本格参戦するため、まずはトゥーロンで自身の存在価値を証明してみせる。
(取材・文 折戸岳彦)▼第47回トゥーロン国際大会
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