新ルールのゴールキックはPA内がポイント。先行導入のU-20W杯、各国の対応は?
ゲキサカ / 2019年5月30日 0時22分
もっとも、アンカーの選手もエリア内に入ってくることがあるメキシコ、片方のセンターバックだけエリア外に出ることがあるポーランドやホンジュラスなど、発展形もいくつか見られた。また3バックを採用するウクライナ、ノルウェーもこの形。その場合はストッパー2人がエリア内に入り、リベロはエリア外に出て縦パスを待つ。
③エリア内に1人のCBが入る
センターバック2人がエリア内に入る②の形に対し、1人だけが入る形もイタリア、韓国が行っていた。共通点はいずれも3-1-4-2のシステムを採用していること。リベロの選手がGKの至近距離に位置取り、エリア内を起点に前後左右へとボールを散らしていく仕組みだ。
もっともイタリアはストッパー2人までエリア内に入り、GKの前方左右に3つのパスコースをつくるという場面もあった。なお、韓国はGL第1節のポルトガル戦ではこの形を採用したものの、GL第2節では基本フォーメーションを4-4-1-1に変更していたため、①や②の形に近くなっていた。
④エリア両脇で2人のCBがパスを待つ
ルール変更が行われたにもかかわらず、これまでどおりにエリア外でショートパスを受けるチームもあった。確認できた限りではコロンビア、フランスの2か国だ。大きく幅を取ってエリアの左右に両センターバックが待つこともあれば、相手のプレスがない場合は大きく前に出てパスを引き出すこともあった。
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ここまでGL第2節を終え、各チームの傾向は明らかになった。その一方で、GL第3節や決勝トーナメントでは互いの戦術を踏まえた対応も進むとみられ、これまでと異なる形を採用するチームや、これまでなかった形にトライするチームもあるかもしれない。欧州では来季、Jリーグでは8月から導入される新競技規則だが、今後のゴールキックの変化を見極める上でもU-20W杯の事例は重要になりそうだ。
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