[MOM2886]米子北FW原田海(3年)_堅守速攻のキーマン、流れもたらす1G1A
ゲキサカ / 2019年6月2日 19時48分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.2 インターハイ鳥取県予選決勝 米子北高 3-1 境高 どらドラパーク米子陸上競技場]
流れを引き寄せる最初の2得点は、縦横無尽にピッチを駆ける背番号11のプレーから生まれた。その後に1点を返されて苦戦を強いられた展開を考えても、序盤の活躍はチームを勝利に近づけるものとなった。
前半2分、米子北高FW原田海(3年)はドリブルで左サイドを突破すると、左足でセンタリングを上げると見せかけて、鋭く切り返す。「自分にスピードがあるのは、たぶん相手に知られているので、切り返せば、ついてこれないだろうと思った」という狙い通りのプレーで相手DFを振り切ると、「見えていた」という中央のMF植田葉月(2年)に正確なセンタリングを送り、電光石火の先制点をアシストした。さらに前半15分には、MF崎山友太(2年)のパスを受けて抜け出し、前に出てきた相手GKの動きをよく見て、落ち着いて流し込んで2点目を決めた。
昨年度から出場機会をつかんでおり、中村真吾監督も「ドリブル突破、仕掛けができる」と評する攻撃力が光る。中村監督は「突破力を生かす判断の面が、まだまだ足りない。今日は結果を出したけれど、仕掛ける場所と、簡単にプレーする場所を、もう少し判断できれば」と課題も指摘するが、伝統の堅守速攻で攻め込む米子北の戦いにおいて、切れ味鋭いドリブル突破は今後も、サイドアタックの大きな武器となるはずだ。
原田自身は2-0から2-1にされた試合内容について「うまくいかない時間に我慢できないのが自分たちの課題。そこで我慢できるかどうかで、全国で勝てるか決まってくる」と反省点を口にした。最終学年を迎え、「今年のチームは佐野海舟選手(昨年度までの主力MF、現町田)が抜けて、自分がやらなければいけないという責任感・自覚を持たなければチームは勝てない。チームを勝たせたいという気持ちでプレーしている」という言葉には力がこもる。
「結果がすべて。ゴールやアシストという結果でチームに貢献したい」と語るインターハイ。今度は全国の舞台でサイドを駆け回り、チームを勝利に導くプレーを見せる。
(取材・文 石倉利英) ●【特設】高校総体2019
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