目覚めた好素材。尚志の左利きCB中川路「守備の中心になってやらないといけない」
ゲキサカ / 2019年6月3日 1時31分
[6.2 インターハイ福島県予選決勝 尚志高 2-1(延長)学法石川高 Jヴィレッジスタジアム]
「能力は高い。できるのは当たり前」。尚志高の仲村浩二監督のCB中川路功多(3年)に対する要求は高い。180cmを超える長身を活かした空中戦の強さと対人の強さ。加えて左足からフィードを縦、対角線へと蹴り分けることができる。昨年のプレミアリーグプレーオフでは、PK戦勝ちしたJFAアカデミー福島U18戦で110分間フル出場。今年は守備の中心として期待されていたが、出遅れて、プレミアリーグEASTの開幕リストに加わることができなかった。
それでも、インターハイ予選開幕1週間前からトップチームに加わった中川路は、登録変更でメンバー入り。今大会2試合目の出場となった決勝では最終ラインで抜群の高さを発揮し、ボールを持った際には相手のプレッシングを軽くいなして前進してみせるなど、スタンドの応援団を唸らせるようなプレーを見せていた。
終始守備能力の高さを示し、CB坂従颯蒔(3年)やCB渡邉光陽(2年)とともに要所を封じていた。だが、本人は「前半、緊張とかなかったんですけれども、決勝ということでどこか焦りがあって、ロングボールばかりになっていた」ことを反省。加えて、後半終了間際にはPAへのこぼれ球を察知して身体を投げ出して止めようとしたが、タックルがファウルとなってPKを与えてしまう。チームは延長戦の末に勝利したものの、本人は冷静さを欠いたプレーだったとし、より落ち着いてプレーすることを誓っていた。
遅れてきた才能は、巻き返してチームの中心選手になることを目指す。「プレミアの参入戦で1試合だけですけれども出させてもらって、今年守備の中心になってやらないといけないという自覚があるし、もうちょっと冷静にチームをまとめて、自分も良いプレーをしていきたい。トレーニングからもうちょっと集中して取り組んで、きょうも課題も見つかったので、それを改善できるように、(インターハイ開催地の)沖縄でも良い結果を残せるように練習からやっていきたい」。希少な左利きの長身CBは競争を勝ち抜くために、日常からアピールして信頼を確立していく。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2019
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
帝京が「神栖ワールドユースフットボール」初代王者に!プレミア勢連破でインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月16日 10時55分
-
神栖ワールドユースフットボール準決勝でインハイ出場校対決。耐えた帝京が2年生FWの一発で追いつき、尚志にPK戦勝利
ゲキサカ / 2024年7月15日 22時43分
-
3バックの中央で自信をつけてインターセプト連発。DF星慶次郎が「まずは守備から」の尚志の要に
ゲキサカ / 2024年7月7日 7時5分
-
[MOM4759]尚志MF大内完介(3年)_京都MFの助言で前向きに。復調の「点を取れる」レフティーが2試合連続決勝点
ゲキサカ / 2024年7月6日 23時58分
-
「まず守備から」の尚志が市立船橋を4-1撃破。“好循環”の連勝で地元開催のインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月6日 22時59分
ランキング
-
1157秒殺KOの中谷潤人「ちょっと早すぎた。すいません」 まさかの“謝罪”…決着の一撃は「感触はなかった」井上拓真との統一戦に意欲
THE ANSWER / 2024年7月20日 20時57分
-
2不同意性交の疑いで逮捕のMF佐野海舟に森保監督が言及「サッカーに関わる者として残念」
ゲキサカ / 2024年7月20日 20時42分
-
3KONOSUKE TAKESHITA、辻陽太を破り開幕戦突破「俺とオメエらじゃ見てる世界が違うんだよ」…7・20大阪全成績
スポーツ報知 / 2024年7月21日 7時15分
-
4スペイン1部セビージャ、日本での親善試合が中止に
スポーツ報知 / 2024年7月20日 16時33分
-
5MLBオールスター〝ひどすぎる国歌斉唱〟が大炎上 女性歌手に非難殺到「耳から血が出ました」
東スポWEB / 2024年7月16日 19時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)