“一人減る”新布陣、堂安律の打開策は「ボールを欲しいと下がりすぎず…」
ゲキサカ / 2019年6月6日 4時39分
[6.5 キリンチャレンジ杯 日本0-0トリニダード・トバゴ 豊田ス]
多くのシュートシーンを迎えたが、ゴールを割ることはできなかった。日本代表MF堂安律(フローニンゲン)は「狙いとしていること、やろうとしていることは悪くなかった」と述べつつ、「ただ、0点というのは僕の責任でもあるし、前の選手の責任でもあると思う」と結果が出なかったことを悔やんだ。
昨年9月の森保ジャパン発足以来、初めて3バック布陣を採用した日本代表。左シャドーのMF中島翔哉(アルドゥハイル)を中心に攻撃を組み立てる場面が多くなっていた中、右シャドーのポジションで先発した堂安はフィニッシャーとしての役割が目立った。
まずは前半7分、中島のクロスに反応しファーサイドでヘディングシュートを放つと、同28分にはMF柴崎岳(ヘタフェ)の浮き球パスに反応し、右足ループにトライ。さらに後半15分、FW大迫勇也(ブレーメン)からのパスからエリア内に駆け込んだ。しかし、いずれもわずかな精度を欠いてゴールには至らず。同26分に途中交代となった。
試合後、報道陣の前に姿を現した背番号21は「翔哉くん(中島)と僕が降りすぎずというか、ボールを欲しい欲しいと下がりすぎず、前で受けられるようにしていた。彼(中島)が打開できるので、僕はゴール前の背後に抜けるシーンもあったが、ああいうシーンを増やしていかないといけないと思った」とチャンスメークには一定の手応えを語った。
これまで採用してきた4-2-3-1は前線で常時4人が絡めるのに対し、この日の3-4-2-1は3人が主に攻め残る形。堂安は「前が一人減るので、前のコンビネーションが大事」とポイントを明かす。とはいえ、サイドの選手が高い位置を取れれば「より攻撃的にいける」というのも事実。いずれのシステムを使うにせよ、特長を最大化することが大事になる。
中島、堂安、南野の“若手三銃士”が一定の成果を残してきた4バックに対し、3バックの挑戦はまだ始まったばかり。すでにA代表の中心選手となった20歳は「見ている人はどう感じたかわからないけど、トライしていること、やろうとしていることの課題も見つかった。結果に対してシビアな声はわかるけど、悪くなかったと思う」と今後も前向きに取り組んでいくつもりだ。
(取材・文 竹内達也)
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