システム変更で押し出された“三銃士”…途中出場の南野「1点を決められれば」
ゲキサカ / 2019年6月6日 4時41分
[6.5 キリンチャレンジ杯 日本0-0トリニダード・トバゴ 豊田ス]
システム変更によって攻撃の先発人数が1枠減り、2列目の“三銃士”から押し出された格好になった。これまで4-2-3-1のトップ下を主戦場としてきた日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)はベンチからのスタート。3-4-2-1の2シャドーにはMF中島翔哉とMF堂安律が入った。
「試合が膠着していたし、流れを変えて試合を決めるというところを意識した」。後半26分、中島と交代でピッチに入った南野はすぐさま積極的なプレーを披露。「狭い中でもゴール前に行けていた。こういう試合の最後の時間帯はきれいにプレーする必要はなくて、1点を決められれば試合展開は全然変わる」と前を向き続けた。
プレータイムはアディショナルタイムを含めても20分余りだったが、その中でシュート3本を打ったのは収穫だ。しかし、後半35分、36分、40分のシュートはいずれも相手DFに阻まれ、得点に結びつかなかった。3本中2本はペナルティーエリア内からのシュートだっただけに、「個人的には、最後にもう一度GKを見るとか、相手のDFを見てというところができれば、違っていたと思う」と反省が口をつく。
強度は低かったとはいえ、トリニダード・トバゴが自陣にブロックを敷いて守ったスタイルは、9月から始まるW杯アジア予選で対戦するチームのやり方に重なる部分もある。「アジア予選に向けて良い教訓になった。前半に1点取れれば楽な試合展開になるし、取れなかったらこのようにズルズルとなる。そこは今後改善しないといけないことの一つ」と課題に向き合った。
(取材・文 矢内由美子)
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