日本vsトリニダード・トバゴ 試合後の森保一監督会見要旨
ゲキサカ / 2019年6月6日 4時6分
─このタイミングで3バックを試した理由は。次の試合でも3バックを試すのか。
「このタイミングで3バックを試したのは、これまでも毎回試そうかなという思いは持って活動してきたが、まずスタートでの形を安定させて、4バックをベースとすることでより多くの選手に吸収してもらいながら、戦術理解してもらいながら、次のオプションを試すときが来るかなと思っていたのが、今回のタイミングになった。9月からW杯予選が始まるが、それまで活動がなかなかない中で、ここで(3バックを)やって、選手が感覚的に覚えていってくれれば、またオプションとして使えるかなと思っている」
─ハーフタイムに強いメッセージがあったのか。
「今日は選手たちがこれまでの活動からだいぶ空いているし、アジアカップに出ていた選手も4バックの感覚が残っている中で、今日新しいことにトライして、前半は少し慎重になっていたところもあるのかなと思う。お互いの距離感を確かめながらやっていた部分があったので、時間を追うごとによくなったと思うし、後半、さらにチャンスにつなげられるような形が増えていったのかなと思う。ハーフタイムに言ったのは、なかなか前半、縦パスが上手く入らず、ボールを握っても効果的な攻撃ができない中、前線の選手がディフェンスラインに戻ってくるのではなく、ディフェンスラインの選手のビルドアップラインを上げて、前線との距離感を維持して攻撃につなげようと。特にディフェンスラインの選手たちが持ち上がる、より高い位置にポジション取りをする。ボールを運んで攻撃につなげてくれたと思っている」
─4バックをベースにするということでいいのか。U-22は3バックで、フル代表は4バックにしている理由は。
「今、U-22はトゥーロンを戦っているが、私が東京五輪世代の監督になったとき、まず自分がこれまでやってきたことをやってベースを作り、そこからオプションとして4バックを試合中に試してみたりということをやっていた。最終的に3バックと4バック、どちらがベースになるかは、選手の状態と招集選手をどうするか、どういうストロングを我々が持てるかというところで決めていきたいと思う。A代表に関しては、私が去年のロシアW杯でコーチとして経験させてもらった中で、まずは西野監督がやられていたこと、そしてA代表の選手にも合っているのかなと思いながら、W杯が終わって私がA代表の監督になったので、自分が経験させてもらったことをトライしようと思った。招集する選手は毎回何人か変わっているが、戦術的にはこれまでの活動の中でスムーズに来れていたと感じていたので、急いで次のオプションをつくっていくよりも、ベースのところを固めながらオプションをつくるという考えでいければと思っていた。どちらがベースになるかということだが、現段階ではA代表は4バックかなと思っている。ただ、3バックにしても4バックにしても、選手にも話したが、我々がやろうとする戦い方の原理原則は変わらないと思うので、そこは必要以上に難しく考えないようにトライしていこうということで今日の試合には臨んだ」
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