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後半43分に影山監督の2枚替え…左足期待された東俊希「早すぎる敗退」

ゲキサカ / 2019年6月6日 11時58分

途中出場したDF東俊希(広島)

[6.4 U-20W杯決勝トーナメント1回戦 U-20日本代表 0-1 U-20韓国代表]

 残り時間はアディショナルタイムを含めても5分しかなかった。U-20日本代表はチャンスを生かせず、0-0で迎えた後半39分に失点。1点が欲しい後半43分、影山雅永監督は同時に2枚を替え、DF東俊希(広島)とFW原大智(FC東京)をピッチに送り込んだ。

 交代は少し遅れた感もあるが、狙いは明確だった。東の正確な左足キックを190cmのターゲットマン原に入れ、ゴールに迫ること。指揮官に送り出されたレフティーは「自分のクロスで大智くの頭に合わせたり、アシストしたりすることを(監督に)言われていた」。CKでキッカーも務めたが、「その場面はなかったので残念でした」と悔しがった。

 今大会はエクアドル戦とイタリア戦にフル出場。守備で貢献することはもちろん、特にイタリア戦は攻撃力を見せ、高い位置取りで多彩なキックを繰り出し、チャンスを演出。まだ志半ばだったが、途中出場した韓国戦で敗退の瞬間を迎える幕切れとなった。

「誰が出てもいい試合ができただけに、今日の試合は自分は(先発で)出ていない悔しさもありますけど、早すぎる敗退、悔しい大会でした」

 U-20W杯の戦いを終え、今後は広島で新たな挑戦の日々が始まる。「世界で通用する部分もあるし、スピードやフィジカル面はもっとつけないといけないと感じた」。世界大会で課題をみつけた東は「帰ったらその課題をしっかり克服できるように日々トレーニングして、チームで活躍することを目標にしたい」と前を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)●U-20ワールドカップ2019特集ページ
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