3バック初陣、DF長友が気付いた2つの課題「日本人選手の癖で…」
ゲキサカ / 2019年6月7日 23時35分
日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)が7日の練習後、2日前に行われたキリンチャレンジカップのトリニダード・トバゴ戦をあらためて振り返った。自身は普段より高い位置を取るウイングバックを務めたが、映像確認によって課題も浮かび上がった様子。また、守る相手を崩し切れなかったチームの課題には「目的地の認識」を挙げた。
日本代表は5日、キリンチャレンジ杯でトリニダード・トバゴと対戦。森保ジャパン発足時から一貫して使い続けてきた4-2-3-1のシステムではなく、初挑戦の3バックを土台とした3-4-2-1に挑戦し、オプション布陣をテストした。
「初めてでしたし、ポジティブなものがたくさん見えた」。新布陣についてそう語った長友は6日、トレーニング中に森保一監督とも感想を伝え合った模様。「僕自身もそう思っていたけど、森保さんもそう感じていたので同じだと感じた」と前向きな見解を示した。
しかし、試合結果はスコアレスドロー。自らの出来については課題も指摘した。「前半はとくにサイドバックの癖が抜け切れていなかった。もっと高い位置を取れたかなと思った」。実際、ピッチ上では長友と3バックで最終ラインを形成し、右WBのDF酒井宏樹だけが前がかりになる状況がたびたび見られた。
「取られた後のカウンターを気にしすぎて、取られそうになったらすぐ後ろに下がるみたいな部分があった。そこも大事だけどもう少し前に意識を持たないと」。課題はすでに消化し切った様子。「もっとチャンスに絡まないといけない。WBはSBと違うので、攻撃にもっと厚みを出せるようなプレーをしないといけない」と先を見据えた。
また、アタッキングサードまで攻め込みながら無得点に終わった攻撃には「ゴールに向かう認識合わせというか、目的地がゴールなので、そこの間の空間をみんなが意識しながら共有できないと、躍動感があるサッカーができない」といった課題があったという。
「日本人選手の癖で、人とボールを意識してしまうというのがあって、ボールを持っている人に寄って行ってしまい、目的地であるゴールの意識が途切れてしまう。それが試合の躍動感にもつながっていると思う。海外の選手はゴールを取るためのポジション、ゴールを取るためのランニングがある」。
そうした現象はこれまでの4-2-3-1の際にも同様に見られていたものの、1トップ2シャドーが近い関係性になりやすい3-4-2-1ではなおさら多く発生。ウイングバックの使い方と、ゴールへの意識づけ——。フィールドプレーヤー最年長のベテランはこれらの部分を整理し、次の機会に活かしていくつもりだ。
(取材・文 竹内達也)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
尚志は板垣大翔が先制ヘッド。左のミドル砲も備えるDFは「点を取れるウイングバックに」
ゲキサカ / 2024年7月16日 17時6分
-
なぜ森保ジャパンの「攻撃的3バック」は「モダン」なのか? W杯アジア最終予選で問われる6年目の進化と結果
REAL SPORTS / 2024年7月10日 2時34分
-
1試合で3ポジション変更のレア経験 苦悩の広島気鋭FWが“復活”…描いたヒーローへの軌跡【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月5日 8時30分
-
川崎Fはマルシーニョ弾守り切れずドロー…WB起用の広島MF満田誠が復活の同点ゴール!!
ゲキサカ / 2024年6月29日 21時0分
-
後半戦白星発進狙う東京Vは磐田との昇格組対決…林尚輝は強力2トップ警戒、見木友哉は攻撃のカギ語る
超ワールドサッカー / 2024年6月25日 19時0分
ランキング
-
1ハム清宮が2打席連続アーチ 衝撃の4安打に新庄監督は拍手…止まらぬ打棒に敵地騒然
Full-Count / 2024年7月21日 20時9分
-
2【体操】宮田笙子のパリ五輪出場辞退 ダルビッシュ有との〝比較論〟が脚光「無期限謹慎を食らった」
東スポWEB / 2024年7月21日 18時17分
-
3「とにかく球団が怒っている」大谷翔平の“激怒”でフジテレビ局内は「自粛ムード」に
文春オンライン / 2024年7月21日 7時0分
-
4大谷“唯一の弱点”なのに「これは危険」と発言するワケ 200勝右腕が指摘した敵投手のジレンマ
THE ANSWER / 2024年7月21日 18時3分
-
5西武が前半戦最終戦で自力CS進出消滅…9回完投の隅田援護できず0―1負け 27勝59敗1分け借金32
スポニチアネックス / 2024年7月21日 19時38分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください