スルーパスで先制アシストの冨安「やっぱ速いです」と快足FWに感謝
ゲキサカ / 2019年6月10日 3時17分
[6.9 キリンチャレンジ杯 日本2-0エルサルバドル ひとめS]
2試合連続で3バックの右ストッパーとして先発し、5日のトリニダード・トバゴ戦(△0-0)で感じていた課題をしっかりと修正した。それが見事な先制点につながった。
前半19分。自陣でパスを受けた日本代表DF冨安健洋(シントトロイデン)は、4枚が並ぶ相手DFラインの裏へ鋭いスルーパスを供給。スペースへと抜けたFW永井謙佑がDFをかわして左足で代表初ゴールとなる先制点を決めた。
「正直、ちょっと長すぎたかなと思ったのですが、(永井は)やっぱ速いです」。快足FWへのパスは見事なアシストとなり、20歳のセンターバックは笑顔を見せた。
「あそこを取れば相手にとってもイヤだと思って狙っていましたし、出してからも永井さんが個人技で得点につなげてくれました。得点につながって良かったです」
その言葉通り、先制点が生まれる前の時間帯は、グラウンダーの縦パスや、浮き球で背後を突くパスを続けざまに出していた。冨安は狙いをしっかり結果につなげてくれた30歳のベテランFWへの感謝も忘れなかった。
0-0に終わり、ビルドアップに物足りなさを感じていたトリニダード・トバゴ戦の問題点を迅速に整理し、すぐに実戦で克服して見せたあたりに学習能力の高さが浮かび上がる。それでも「1試合目よりも今日のほうが良かったというのなら良かったです」と満足感を前面に出すには至らない。
選手交代があった後半14分以降は4バックに戻したが、「(最終ラインが)3から4に変わって、攻撃のところはパスコースが増えた」と、慣れている4バックと比べればまだ差もある。さらには「3には3の良いところがある。今日は通せなかったけど、(左ウイングバックの原口)元気くんへのサイドチェンジがあって、その質というのを上げていければもっと局面を変えられると思う。フォーメーションに応じて見るところを変える必要があるかなと思った」と、新たな課題も感じた様子だ。
「2試合である程度の時間、3バックをできたのは今後につながると思う。3では3の、4では4での良いところを伸ばしていければいい」と話す姿には主力の風格も漂っていた。
(取材・文 矢内由美子)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大成が関東高校大会初出場初優勝!先を見据えて「絶対に満足しないチーム」「最強の代」へ
ゲキサカ / 2024年5月30日 8時43分
-
狙っていた“左SBの裏”…敵地埼スタで先制弾&劇的PK演出の町田MF平河悠「一瞬のスキを突けた」
ゲキサカ / 2024年5月26日 23時14分
-
「冨安を起用していれば良かった」 優勝逸のアーセナル、シーズン中の左SB起用に中国嘆き
FOOTBALL ZONE / 2024年5月20日 12時20分
-
「やばすぎ」 アーセナル冨安が35mの“神パス”、マンU戦逆足フィード反響「良いとこ出す」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月14日 7時1分
-
アーセナルが3発快勝で暫定首位キープ!! 4連勝でマンCにプレッシャー…冨安は2戦連続フル出場
ゲキサカ / 2024年5月4日 22時53分
ランキング
-
1大谷翔平、大失速でも“歴史的5月” 6部門で自己ベスト…6月のブーストへ高まる期待
Full-Count / 2024年6月1日 16時17分
-
2オリ・中嶋監督 中日・マルティネスに「完全ボークでしょ」審判団に苦言「あれはちょっとないですね」
スポニチアネックス / 2024年6月1日 17時50分
-
3ボクシング、パリ五輪最終予選で木下鈴花が敗退 日本女子は一人も出場権獲得ならず
スポーツ報知 / 2024年6月2日 0時13分
-
4大相撲の元小結大潮死去 史上1位の1891回出場
共同通信 / 2024年6月1日 22時4分
-
5楽天が今季初4連勝! 先発・松井が6回1失点で今季初勝利 村林が3号3ランを含む4打点
スポニチアネックス / 2024年6月1日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください